シンガポールの庶民飯は安くて美味い
観光国家であり、法律の厳しい国であり、多民族国家のシンガポール。
シンガポール動物園やキレイなレストランの食事は高価です。
しかし、シンガポールの庶民のご飯ってどんなんでしょうか?
”ホーカー”に行ってみよう
シンガポールのショッピングセンターの地下にはホーカーと呼ばれる
日本で言うところのフードコートがある。
多民族国家なので食べ物の写真があり、数字で注文できるので
英語に自信がなくても注文に不自由しないだろう。
シンガポールのホーカーといえばチキンライスが有名だ。
日本人の感覚だと500円以上はしそうな料理だが
チキンライスは大体160円〜320円程度で食べられる。
これは多民族国家であるため宗教的に牛肉や豚肉を嫌忌する人が多いため
結果的に鶏肉がメインになるようだ。
いろんなサイトや旅行誌では蒸した鶏肉が置いてあるものが多い。
しかし、個人的に鶏肉は焼いている店舗のほうが多いような気がした。
ホーカーではトレーを机の上に置きっぱなしでいい店舗か自分でトレーを返却しなければいけない店舗が半々ある。
そこらへんは空気を読むのは得意な日本人には問題ないだろう。
また、日本のフードコートはウォーターサーバーが常設されているが
ホーカーでは飲み物はミネラルウォーターを含め購入しなければならない。
また、シンガポールの各民族のコミュニティのホーカーではその民族の食べ物を安価に食べることができる。
リトルインディアのホーカーの「ドサイ」と呼ばれるクレープみたいな食べ物。
カレー(マサラ)に浸して食べるのだが、この大きさで150円程度だったのでシンガポールに居るときはよく食べた。
シンガポール名物”カヤジャム”、カヤって何?
▲手前のカヤジャム、100円程度だった。
卵の風味が強く、ちょっと好みの風味ではなかった。
▲専門店のカヤジャムトースト、ココナッツの風味が強く美味しかった。
こういうところのカヤジャムが良いかも。
シンガポールをうろついていると”Kaya”という単語をよく見る。
これはカヤジャム、もしくはカヤジャムを使ったトーストのお店だ。
「じゃあ、カヤって何?果物?もしかして虫?」と思われるだろう。
マレー語で「カヤ」とは「豊かな」といった意味であり
カヤジャムは卵、ココナッツ、砂糖(無糖のものもあり)で作られたジャムだ。
うまそうでしょ?実際うまい。
シンガポールではカエルをよく食べる?
シンガポールのチャイナタウンやゲイラン地区を歩き回ると
そこそこカエル料理専門店を見かける。
日本人の感覚だとカエル料理と聞くと「ウゲゲー!ゲテモノかよー!」と言いたくなるが
現地の人の感覚とすると日本人の馬肉や羊肉と言った感じだろうか。
常食はしないが、特に食うことに抵抗は無さそうだ。
生け簀で調理の時を待つカエル達。
ゲロゲロ
カエル料理、うまい?
こちらがカエルのスパイシー土鍋煮込み。
カエルの足が丸わかりだ。
味はどうなのか?と気になるだろう。
すでにカエルを食べたことがあることならば、おわかりだろうが
「鶏肉っぽい、別に驚くような味ではない」そんなもんだ。
ちなみに食用のカエルは田鶏と書く。
中国をはじめ、欧州など世界的には、カエルを食べることは特別なことではない。
現代フランス料理の祖といわれるオーギュスト・エスコフィエは、若き日の英国王エドワード7世に自慢のカエル料理を提供し賞賛を得たが、材料を問われて言葉につまり、「頭が三角になる思い」をしたという。後年、エスコフィエはロンドンの「カールトン・ホテル」で評判となった冷製料理「妖精・オーロラ風」がカエル料理だったことを明かし、イギリス食通のあいだに騒動を巻き起こした。
そのくらい食材としての見た目と味わいが乖離している面白いエピソードも残っているのもうなずける。
ただし、カエルは肉の量に対して骨の量がとにかく多い。
やっぱり鶏肉が安定供給される現代ではカエル料理はややエンタメ系な食べ物だ。
カエル料理
ゲイラン地区
G7 Sinma Live Frog
住所:163 Geylang Rd, シンガポール 389240
営業時間:15時00分~3時30分
※売春街なので夜のアクセスはちょっと注意
周囲にもカエル料理店多数
チャイナタウン
蛙!巧夫
場所:80 Pagoda St, シンガポール 059239らへん