バイク・バイク用品関係

あなたの街にもある!エンジンをぶっ壊す”粗悪レギュラーガソリン”に気をつけろ!

エンジンの調子が悪いのは粗悪ガソリンのせいかも

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愛車のエンジンの調子悪くなっていませんか?
もしかして、ガソリンを給油してから調子が悪くなったのでは?
この世にガソリンスタンドは多くありますが、粗悪レギュラーガソリンを提供するガソリンスタンドもまれにあります。

粗悪ガソリンと聞くと「そんな怪しいところで給油してないよ!」と言いたくなる人もおられるでしょう。
しかし、実はあなたの街にもあって、”利用したことあるかも”という人も多いのが現状です。

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まずガソリンって何よ?

ガソリンとは危険物四類に属する可燃性の液体で…
え?そういう話じゃない?

レギュラーガソリン、ハイオクガソリン?

我が国、日本ではレギュラーガソリンとハイオクガソリンがあります。
レギュラーガソリンはオクタン価が89.0以上、ハイオクガソリンは96.0以上と”JIS K 2202 自動車ガソリン”にて制定されています。
ハイオクガソリンはオクタン価というガソリンの数値、品質が高いガソリンを指します。

このオクタン価が高いほど、燃えにくい、狙った温度で爆発してくれるという性質があります。
ざっくり言えば、ハイオクガソリンのほうが高品質という認識で構いません。

レギュラーガソリン車にハイオクガソリンを入れても何も変化はない(理想論)

レギュラーガソリン車にハイオクガソリンを入れても、パワーアップしたり最高速度が上がったりはしません。
また、レギュラーガソリンにハイオクガソリンを混ぜてもおかしいことにはなりません。

(理想論)と書いたのはすでにガソリンタンクに入ってるガソリンが後述する
”粗悪ガソリン”であった場合、体感的にパワーアップする場合があります。
(実際にはパワーダウンしていたのが元に戻る。)

ハイオクガソリン車にレギュラーガソリン車を入れるとエンジンがぶっ壊れる

高級車はハイオクガソリン仕様なのですが、それにレギュラーガソリンを入れるとエンジンに悪影響を与えます。
高級車のエンジンはハイパワーでシビアな設計をなされています。

その特徴の一つにエンジンの圧縮比が高くなっています。
ざっくり説明しますと、「いつも以上にガソリン混合気を圧縮!こいつを爆発させればいつも以上のパワーが得られるぜ!」
というものなんですが
圧縮比が高くなると、デトネーション(wikipedia)という「エンジンが熱すぎて、一定のタイミングで爆発してくれないぜ!」という現象が発生します。
不調のポピュラーな現象の一つにノッキングという
これを防ぐためにハイオクガソリンの燃えにくい、狙った温度で爆発してくれるという性質が必要となってきます。

レギュラーガソリン車にオクタン価89.0未満の粗悪ガソリンを入れたらぶっ壊れるだろ

話を本題に戻します。
ハイオクガソリン車にレギュラーガソリンを入れると不調になる原因がわかったと思います。
では、レギュラーガソリン車にオクタン価89.0未満の粗悪ガソリンを入れたら?
答えは簡単!ハイオクガソリン車にレギュラーガソリンを入れてるのと同じ!
エンジンが不調になってぶっ壊れます!

オクタン価89.0未満のガソリンを入れてもぶっ壊れないバイクや車もあると思います。
これはメーカーがどういう想定で作っているかによります。
例えば、スーパーカブが誕生した1958年。
この頃はレギュラーガソリンが75.0以上という緩い指定だったので
1958年製のスーパーカブは現在の粗悪ガソリンでもぶっ壊れないでしょう。
しかし、レギュラーガソリン仕様ながらハイパワーを発揮するバイクや車に
粗悪ガソリンを入れるといとも簡単にぶっ壊れることは簡単に想像できるでしょう。

粗悪ガソリンは(やはり)利益のために生まれる

「安ければ良い」という技術的知識の無いユーザーに対し、ハイオクガソリンとしてレギュラーガソリンを混ぜたり、レギュラーをハイオクと称して販売したりする等、悪質なケースが近年でも見られるが、こうした行為は違法行為である。万一給油時に異臭がしたり、車の調子がおかしくなったりした場合は混入を疑うべきである。国税庁ではこのようなケースに遭遇した場合には最寄りの国税局に通報するよう呼びかけている。

(無印スタンド-wikipedia)

粗悪ガソリンの多くは無印スタンドで販売されています。
町外れにどこの系列でもないけど、めっちゃ安いガソリンスタンド無いですか?
そこ、疑ったほうが良いですよ。

レギュラーガソリンに灯油等を混ぜた粗悪レギュラーガソリンはよく聞きますが。
ハイオクガソリンにレギュラーガソリンや灯油を混ぜた粗悪ハイオクガソリンはあまり聞きません。

推測ですが、粗悪ハイオクガソリンを売ってエンジン不調になった場合
相手は高級外車オーナーやメーカーから訴えられる可能性があるので
リスク回避としてハイオクガソリンはまともなものを売っているのでしょう。

高級車オーナーはメンテナンスがちゃんとしている場合が多いので
ガソリンが原因ということがハッキリわかります。

レギュラーガソリンはめっちゃ安いけど、ハイオクガソリンは平均並みの無印スタンドは要注意かもしれません…。

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