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ハーレーの魅力を感じるなら一度はアメリカの大地を走るべき理由

ハーレーダビッドソンというバイクメーカーをご存知でしょうか。
…愚問でしたね。
国産4大バイクメーカーを全て知らなくてもハーレーダビッドソンは知っているほどの認知度を誇ります。

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ぼくのいままでのハーレー感

僕はハーレーダビッドソンのバイク、日本で3度ほどちょろっと乗ったことがあります。
3度も乗った理由はもちろん!素晴らしいバイクだからです!…と言いたいところですが、ぶっちゃけ微妙でした。
脚付き悪いし、取り回ししづらいし、重いし、重心低いせいで車重の癖にバンクした時にパタッと倒れるように倒れる、振動すげぇし…
けど事実、人気。
自分の不満を超える人気の理由があるはず…と三度とも思いつつ乗ってみましたが理解できませんでした。

こんな本も読んでみたんですけど、ピンとこなかったです。
(ハーレーの歴史やメカニズムを知るには良書です。)

ふと、バイク初心者向け雑誌を立ち読みしてこんなことが書かれていました。

ラン普通"
アメリカンバイクってなぁに
ミルクギャオ"
「アメリカンバイク」
アメリカの広大な大地を走るためにバイク
直進性が高い、安定感がある
ラン普通"
人はどこから生まれ、どこに行くの
地球は人類に何を求め知恵を与えたの
ミルクおねがい"
さぁ

「….そうだ!!」

ということで渡米し、ネバダ州の砂漠にハーレーでやってきました。
ここでハーレーの魅力がわからんかったら、もう知らんw

ハーレーはファッションじゃない!アメリカの大地を駆る鉄馬だ

砂漠でハーレーを乗ってわかりました。
これはアメリカの大地を走るために生まれた道具(ツール)だということです。

アメリカの広々とした駐車場で取り回しなんて、ほぼしませんでした。
また、脚付きの悪さもアメリカはあまり信号待ち無し。
ましてや砂漠に信号なんてないから考える必要無し。
つまり、日本車で求められる取り回しのしやすや、足付きの良さ。
この2点はアメリカという土地では考えても無駄なのです。

ハーレーは重くて低重心で良いのだ

砂漠は風が絶え間なく吹き荒んでいます。
台風が近づいてきた時、強い風が吹き続いてるような感覚に近いです。

さらに巡航速度は75MHPオーバー。
時速になおすと120km/hオーバーになります。
その速度以下でチンタラ走ってたら即煽られるので、道路上の自動車の流れは日本で考えられないほどクソ速です。

トランスフォーマーのコンボイ司令官に変形しそうな巨大トレーラーも120km/hで走っています。
そんなのとすれ違った風圧は例えるなら見えない壁に突っ込んだような衝撃。

日本で「大型トラックの風圧で怖かった」って体験談を聞きますが、アメリカのこれを経験したらそよ風みたいなもんすよ。

乗ってるバイクが250ccバイクだったら確実に吹っ飛んでますわ。
だから、ハーレーはここまで重く、低重心なのか!

低重心なバイクはイメージと相反してパタッと倒れます。
メトロノームの振りのテンポを速くする場合、重りを下にしますね。
アメリカの高速道路って巡航速度が速く、車間も日本よりも詰め気味なので、追い越しかけたい時は自動車の合間にパッと素早く滑り込む必要があります。
ハーレーダビッドソンのクイックなバンクはそのため…なんでしょうかね。

チェーン掃除なんてやってられない

日本車ではあまり採用されないベルトドライブ。
砂塵の多さからチェーンドライブだと毎回メンテナンスが必要。
しかし、砂漠には水がない。
ハーレーダビッドソンの多くのモデルに採用されるのはメンテナンスフリーのべルトドライブ。
これ、アメリカの大地では合理的な駆動方式なんですねぇ。

真のハーレーライダーなら一度はアメリカの大地を走るべき理由

それは「ハーレーダビッドソンの真価」を確かめられるのがアメリカの大地だから。

乾燥し澄んだ空気は遠くまで見通せ、地平線の果てまで直線の道路が続きます。
75マイルで駆け抜けて、たどり着いた地平線にはまた新たな地平線が広がっていました。
この80マイル続くノンストップの高揚感、ハーレーのエンジンの強い鼓動。
他は何もありません。4Gの電波すらも。

アメリカの大地をハーレーダビッドソンで走る喜びを知った今、アメリカを日本製250ccで走りたいか?と言われたらNOです。
キツイです(笑)

日本人がハーレーダビッドソンに砂漠で乗ってると興味を持たれて、親切にしていただきました。
また、アメリカでハーレーに乗りたい。

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