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【30車種以上乗った人が教える】バイクの排気量が大きいメリットとは?

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バイクの排気量って大きいと楽?

片道500kmほどの日帰りツーリングに行ったよ!楽しかった!
お、ロングツーリングに行ったんだ。楽しかったんなら良いじゃない。
けど、疲れて疲れてヘトヘトで…
何のバイクに乗ってるんだっけ?
え?今はKLX125に乗ってるから、125ccのバイクだよ。
125ccで往復1000km日帰り、走るなんて頭がおかしいんじゃないか…。
(そんなに走るんだったら、大きいバイクにすればいいのに。)
逆ぅ!思念が漏れて、アドバイスが出てないよ!

そもそもバイクの排気量って何?

にしても、排気量って何?

排気量というのはシリンダー内でピストンによって圧縮される空間の体積のことを指すんだよ。
つまりどういうこと・・・。
ぶっちゃけ言うと、あんまり気にしなくて良い。

排気量が大きいと楽?

みんな排気量が大きいバイクの方が楽ちんだっていうじゃない…。
結論から言えば、排気量が大きいバイクの方が楽ちんだよ。

排気量が大きいことのメリットその1、操作が少なくなる

例えば、KLX125で60km/hで巡航しよう思ったらギア5速を5000〜6000rpm程度にしなければならない。
しかし、ハイパーモタード796という800ccのバイクで60km/hで巡航しようと思ったらギア3速で3000〜4000rpmで十分だ。
ハイパーモタード796はKLX125に比べてギアの操作が2回少ない!
つまり、楽。

排気量が大きいことのメリットその2、振動が少ない

前述した通り、KLX125で60km/h巡航時のエンジン回転数は5000〜6000rpm。
ハイパーモタード796は3000〜4000rpm、NC750Xに至っては2000rpm程度で十分だ。
NC750XとKLX125の回転数を比べると3倍も差がある!
振動が少ないんだね!
つまり、楽。

排気量が大きいことのメリットその3、真っ直ぐ走りやすい

バイクという乗り物はコーナーを楽しむ乗り物だ。
と言っても、どんなにコーナーが多い道路を走ったとしても道路というのはコーナー区間よりも直線区間の方が長い。
排気量の大きなバイクはその重量による重さ、ジャイロ効果によって直線が走りやすい!
直線のほうが走りやすいほうが、楽って言うことだね。
そういうこと。

排気量の少ないバイクは辛いということ?

でも聞いてると排気量の少ないバイクが辛いみたいだけど・・・。
あくまでロングツーリング時には排気量の大きい方が楽だって話だ。
前述した通り、入り組んだ市街地を走るときは直線よりも曲がる区間の方が多いわけだから排気量の少ないバイクのほうが有利だ。
出せる最高スピードも市街地では40km/h程度だろう。となると大型バイクのパワーなんて無用な長物ってわけ。

排気量だけでは性能は語れない!

全体的に排気量の大きいバイクのメリットを挙げさせてもらった。
しかし、バイクや車は排気量で性能が決まるわけではない。
そうなの?
顕著な例で言えば、NC750Xという750ccバイクのエンジンパワーは54馬力。
そして、CB400SFというバイクの400ccバイクのエンジンパワーは53馬力。
NC750Xが極端にダメってこと?それともCB400SFが優れているってこと?
CBR650Fという650ccバイクのエンジンパワーは83馬力だ。
つまり、NC750Xというバイクは750ccという排気量ながらあえてパワーを出さない設計にしているのだ!
なぜ?
一般のライダーは「排気量がでかくなれば、速いスピードが出せて性能が良い」に決まっていると思い込むものだ。
僕ら、一般ライダーというのは超わがままだ!
僕らが欲しいバイクは市街地も走れて、信号のストップ&ゴーも楽々こなせて、高速道路も楽に飛ばせる。
しかしそれは、サンダルの気楽さとランニングシューズの運動性を両立しろという無理難題に近い!
メーカーさんはその相反する要望を受け入れているんだ!
NC750Xはあえて、速いスピードを出さないライダーをターゲットにして大ヒットしたバイクなのだ。
つまり、どういうことだってばよ・・・。
ネットゲームで例えれば排気量がデカイほど、ステータスに割り振れれるポイントが多いってことだ。
最高速を捨てれば、NC750Xのような街乗りも容易にこなせるお気楽バイクができるし
低速を捨てれば最高速330km/hで話題になったH2Rのようなマジキチバイクもできるってわけだ。
すっごいわかりやすい。