バイク・バイク用品関係

バイク整備に必要な工具解説【ボルト締緩作業】

バイク整備に必要な工具解説【ボルト締緩作業】

OZP_tukaihurushitahanma1188_TP_V.jpg

自分でバイク整備をやってみよう!
そんな方も居られると思います。
けど、車載工具だけではバイク整備は満足に出来ないのもの事実。

今回はボルトを締めたり緩めたりする作業に必要な工具について解説します

スポンサーリンク

まず絶対必要「潤滑剤」

自分で整備する際、必ず作業前にKURE5-56のような潤滑剤を吹いてあげましょう。
吹いて5分くらい立ってから作業開始すると良いでしょう。
これはボルトの山が舐めたりするのを防ぐためです。

ちなみKURE5-56はバイクのシールチェーンといったゴムを含む部分には絶対かからないようにしましょう。
KURE5-56に含まれる溶剤でゴムを痛める可能性があります。

パワー1:モンキー

可変的に様々なボルトに対応するモンキーです。
可変的に扱えるので便利ですが、狭いところでの作業には向かず、強い力(高トルク)でボルトを締めたり緩めたりもすべきではありません。

器用貧乏というのがピッタリという工具ですね。
とはいえ、一本あると役に立つ工具でもあります。

1800年代の工場では蒸気動力を使用しており、その配管が工場の天井近くに張り巡らされていた。この配管ラインのメンテナンスをする若い作業員達は、油まみれになって天井近くをまるで猿(モンキー)のように飛び回りグリスモンキーと呼ばれた。多くの工具を持ち歩くのが不便な彼らが一丁でさまざまなサイズに使用できると愛用したレンチということより、モンキーレンチと呼ばれるようになったという説である。この説は前述の工具博物館館長・バッド曰く、最も信憑性が高くアメリカでは一般的に語られているとのことである。

モンキーレンチ-wikipedia

この工具に秘められたエピソードは胸が熱くなります。
「可変的に…」って良い響きだよね…。

パワー2:レンチ、スパナ

モンキーレンチを前述したので可変的で無くなったモンキーレンチと言いましょうか。
レンチ、スパナ、オープンレンチなど色んな呼び名が有ります。
モンキーレンチよりかは高トルクで扱えますが、レンチで高トルク作業するのもオススメしません。
後述する工具で行いましょう。

コンビネーションレンチとは片側はレンチ、片側がめがねレンチと言います。
めがねレンチについては後述。

パワー3:ソケットレンチ、ラチェットレンチ(トルクレンチもここに含む)

パワー2までの工具はボルトの横から差し込んで使用する工具でした。
パワー3以上の工具はボルトの上から覆いかぶせるように差し込んで使用する工具になります。

パワー3以上の工具はボルトの6山に力を加えれるため、高トルクで作業ができます。
絶対緩んで脱落してはいけない部品はパワー3以上の工具できちっと締めてやりましょう。
自信のない方はバイク屋さんに作業後、チェックしてもらうのが吉です。

ラチェット機構という片側に空回りする機構を持っているため、挿し直さなくても素早くカチャカチャ締めたり緩めたり出来ます。
高トルク作業用にソケットレンチは持っといたほうが良いです。

※トルクレンチに関しては本記事では言及いたしません。

パワー4:めがねレンチ

コンビネーションレンチのもう一方側。

本来、めがねレンチは両端が丸くなっているレンチのことを指すので
コンビネーションレンチを指差して、「これめがねレンチ」って言うと失笑を買う可能性があるので注意だ。

ラチェット機構を有してないのでソケットレンチ、ラチェットレンチよりも上の扱いとした。

パワー5:T形レンチ

最強の力で締められるレンチ。
バイクの素人整備には不要である。

タイトルとURLをコピーしました