バイク・バイク用品関係

安さ!軽さ!快適さ!最強カーボンヘルメット「WINS A-FORCE」インプレ

2万円台から買えるバイク用カーボンヘルメット買ってみた

みんなの憧れ、カーボン
軽くて強い反面、価格が高いという最終兵器感があって
オタク心をくすぐる素材です。
釣り竿からロケットや航空機まで幅広く使われております。
弓道の矢にも使われています。
ロボット研究部に所属していた時は、弓道部から矢を鹵獲していました。
だって、軽くて強いんだもん。

バイクにも相性ピッタリの素材で特にカーボン素材を使ったヘルメットはみんなの憧れです。
日本が誇るバイク用ヘルメットメーカーAraiのカーボンヘルメット「RX-7 RC」は24万円!
イタリアが誇るオシャレバイク用ヘルメットメーカーAGVのカーボンヘルメット「PISTA GP CARBON」は17万円です。
取扱店ではガラスケースに収められており、購入者のみ試着可能というわけわからん扱いを受けています。

買えるわけ無いだろこの野郎!
カーボンヘルメットは夢のまた夢。
そこに彗星が如く現れた、新バイク用ヘルメットメーカーWINSがカーボンヘルメット「A-FORCE」はなんと2万円台!
WINSさん、一桁間違えてません?って言いたくなるほど安いです。

WINS A-FORCE CARBON公式サイト

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買ったのは「WINS A-FORCE GT」です

今回購入したのはカーボンヘルメットA-FORCEのグラフィックバージョンである「A-FORCE GT」です。

本当は全面カーボン柄の「A-FORCE CARBON」(サイトへ)のほうが

わっはっは、わしゃカーボンヘルメットヘルメット被ってるんやで

すっ、すごいいいいいいいいい!!!!!!金銭的余裕があられる!!!!!!

と自慢できるので、「A-FORCE CARBON」が良かったのです。

しかし、みんなカーボンヘルメット自慢したいらしく人気が集中し
その影で「A-FORCE GT」が投げ売りされており、かなり安く手に入れることができました。

カーボン地が覗いているのは後頭部のみです。
これでは

も、も、もしかして、これってカーボンヘルメットですかあああああ!!!???

そ・う・だ・よ

金銭的余裕があられる!!!!!!抱いて!!!!!

というやり取りができません。
我慢我慢。

一般的なヘルメットよりも500g程度、つまりはペットボトル一本軽いことをアピールするため
頭にペットボトルが突き刺さっている外国人のステッカーが貼っていました。
ナンジャラホイ。

安全規格

カーボンヘルメットといっても、前述した「RX-7 RC」「PISTA GP CARBON」のような
FRPの母材にカーボン繊維をフルにつかった炭素繊維強化プラスチックと違い
「A-FORCE」はケブラー、グラスファイバー、炭素繊維の複合繊維強化プラスチックです。

どうしても、カーボンヘルメットは公道での転倒ケースが少ないです。
素材的なスペックデータで炭素繊維強化プラスチックがガラス繊維強化プラスチックより強いからといって
それがバイクの転倒にそのままプラスに働くかどうかはまだまだ未知数なことは頭に入れておきましょう。

MFJ公認でサーキット走行も可能です。
MFJ公認と言っても
テスト内容はJIS規格を合格の上、追加の貫通テストを合格するのみなので過度な安全性の期待は禁物です。

付属品としてネックカーテン、チンカーテン、FOGWINが付属しています。
バイク通勤でのヘルメットの曇りにおさらば!”2重シールド「FOGWIN」”

同社製品の「FF-COMFROT」と比較

同社の製品であるインナーバイザー付きフルフェイスヘルメット「FF-COMFROT」を持っているので比較してみます。

重量

FF-COMFORTは1.7kgに対して、A-FORCEは1.3kgでした。
400gの違いですね。
体感できる重さの違いです。
※家庭用ヘルスメーターのざっくりした計量です。

バイクに昔乗っていた父にもたせたら「すげぇ軽い!」
ヘルメットにうるさいバイク屋にもたせたら「まぁまぁ軽いんじゃないの〜」って評価でした。

被ると内装の良さと合わせてすげぇ軽いです。
内装については後述。

帽体(シェル)の違い

FF-COMFORTはインナーバイザー機構があるで、顔の前の空間にゆとりがあります。
パっと見はそれくらいしか差異が見られませんが…。

被ってみると違いが一目瞭然ですね。
FF-COMFORTは地面に水平に近い角度。頭に乗っけるような感じで被ります。
しかし、A-FORCEは被って、顎を引くようにヘルメットを被るのでシャープな印象が醸し出されます。
OGKやAGVヘルメットのようなスタイルです。

ベンチレーション

ベンチレーションはベンチレーションについてはFF-COMFORTの方に軍配が上がります。
FF-COMFORTのベンチレーションの開口部が広いので、ゴーゴー入ってきます。

あご紐

あご紐はFF-COMFORTがワンタッチ式に対して、A-FORCEはDリング方式でした。
好みの問題ですが
ぼくは確実に固定できるのでDリング方式が良いです。

A-FORCEの内装はか〜な〜り良い!!

この画像はFF-COMFORTの内装です。

そして、A-FORCEの内装がこちらです。
しかし、A-FORCEはチークパッドである薄めのウレタンクッション。
ここが着脱できます。
外側からシェル、発泡スチロールの衝撃吸収材、チークパッドという
AraiやShoeiと構造としては同じものになっていますね。

FF-COMFORTの頭部へのフィット感を包むと表現すると、A-FORCEは掴むといえるほどのガッチリとした保持性。
前述した通り、FF-COMFORTはチークパッドと衝撃吸収材が兼ねています。
故にスポンジーな装着感でした。
事実、私のFFは帽体はMサイズだがチークパッドはSサイズを装着しています。

それに比べて、A-FORCEは厚めの発泡スチロールでかなりガッチリ頭部を固定されます。
帽体Mサイズ、チークパッドもMサイズでキツキツだ。

チークパッドがポケット状になっておりスピーカーを投入する形になっている。
シェルの内側に貼り付けるタイプが多い中、珍しい方式だ。
耳とスピーカーの位置がとても近いのでインターコムなどの音声が非常にクリアに聞こえる。
音量も低くて済むので多少のバッテリー保持効果も期待できそうだ。

走行中の安定感が高い。
チークパッドの保持力はAraiのFCSチークパッドほどは無い。
しかし、注目すべきはユニークな後頭部の分厚いパッドだ。
Aはかなりヘルメットの装着の仕方が前傾だ。
この後頭部のパッドが後頭部への負担を減らし、安定感を増している。

このヘルメットは強い向かい風の中でも高い静音性を実現している。
スピーカーが耳に近い位置にあるおかげもあり、音楽やラジオがしっかり聞ける。

まとめ

このA-FORCE、めちゃくちゃ良いです。
2万円台ながらでこの軽さと静かさのヘルメットが手に入るとは!
購入を考えている方、買ってみては損はないと思います!

追記分

ベンチレーションがさほど効かず、内装がスウェード地。
夏にこのヘルメットはキツイです。
https://tinspotter.net/impression/bike/212/