バイクにもドライブレコーダーは必須な社会
交通事故の際、決定的な証拠となるドライブレコーダー。
車用は安いもので5000円程度からちゃんとしたものがあり、爆発的に普及しています。
バイクは振動、雨、寒さといった過酷な使用環境であるためバイク用ドライブレコーダーは高価です。
安価かつハイスペックなアクションカメラ「BULLET」を開発したSilver Creation Int’l Ltdが
「BIKER PRO」(「BIKER MATE」)という安価なバイク用ドライブレコーダーを発売しました。
BIKER PROの基本仕様
こちらが「BIKER PRO」です。
ドライブレコーダー必須機能である一番古いファイルに動画データを上書きしていくループ撮影機能とスマートフォンで撮影状況の確認とデータ受信が行えるwifiでの無線通信機能がついています。
wifi機能のない廉価版のBIKER MATEもあります。
これは国内メーカーならばユピテル社「BDR-2 WIFI」がライバルです。
あちらはさらにGPS機能がついていますが、お値段が4万円程度と倍です。
ちなみに「BIKER PRO」(BIKER MATE)はBDR-2でいうところのイベント録画機能がついていません。
常時録画の中から欲しいシーンを取り出すという作業が必要になります。
GPS機能とイベント録画機能を2万円で買うかどうかの問題ですね。
イベント録画がないため、後からデータを振り返るとなると
連番のデータ名から探さないといけません。
USBスイッチを使い、決定的瞬間直後にスイッチを押して保存データ容量が違うものを抜き出す。
と擬似的にイベント録画を再現できます。
ただし、ループ録画で上書きされる可能性があるので早めのリザーブが必要ですが。
BIKER PROの取付方法は簡単
こちらが中身。
上記リンクの国内正規取扱店のBravoさんで購入しました。
Bravoさんオリジナルの日本語マニュアルとケーブル外れ&簡易盗難防止のアフターパーツが付属していました。
この4つがドライブレコードに必要なパーツです。
エイリアンの顔みたいなのがコントロールユニットになります。
このエイリアンの目の光り方で撮影状況を確認します。
しかし、日中では光りがわかりづらく、光の点滅速度で撮影状況を判断するためめちゃくちゃわかりづらいです。
といっても、電源ON(通電)と同時に録画開始されるのであまり気にする必要もないのも事実です。
電源ケーブルとしてminiUSB、映像ケーブルとしてHDMIタイプC-タイプCケーブルがついています。相当長いです。
汎用ケーブルが使えますが、前述したアフターパーツが使えなくなるのと防水性能が保証できなくなるので注意が必要です。
USB電源で動作するため、すでにバイクにUSB電源やシガーソケットが付いている場合は電源ユニットの取り付けは不要です。
モバイルバッテリーに繋げば、ウェアラブルドライブレコーダーとしても利用が可能です。
レンタルバイクを利用する方や、投稿動画をメインにされるかたにもBIKER PROはオススメできますね。
各パーツに両面テープついているのですが、どうにも粘着力が弱いので強力両面テープを自分で貼り付けました。
BIKER PROでいざ撮影!
ということで、NC750Xのヘッドライト下に取り付けてみました。
撮影の前に「BIKER PRO」専用スマートフォンアプリでセッティングを行いましょう。
スマートフォンアプリで撮影画角の確認を行うことが出来ます。
さらに様々なセッティングをスマートフォン上で行うことが出来ます。
画質に関しては”1080FHD 30fps”と”720P 60fps”の2モードです。
1080FHD 30fps撮影
720P 60fps撮影
※画面左下のタイムスタンプはセッティングでON-OFF可能です。
ちなみに、Class4のmicroSDで撮影してみました。
撮影した動画は専用アプリでスマートフォンに転送可能です。
が、「Download failure」と表示されてダウンロードできません。
androidの「設定」→「アプリ」→「BIKER PRO」→「許可」より”ストレージ”をONにすると転送できます。
しかし、3分の動画で転送に5分くらいかかるのでmicroSDを直接、スマートフォンやパソコンで読み込んだほうが良いかもしれません。
もしかして、「BIKER MATE」でも良かった?裏ワザ紹介
バッテリーへの給電方法がminiUSBなのですが、データ転送可能なminiUSBケーブルを使いPCへ接続すると…
パソコンでmicroSD内のデータを閲覧することができます。
もしかすると、スマートフォンでも開くことができるかもしれませんね。
Nexus5にUSB接続し、様々な方法で検証してみましたがスマートフォンで開くことはできませんでした。
スマートフォンにて高速で閲覧、配信する場合microSDを抜き出して、接続する必要があります。
ハンドル部がケーブルでゴチャついていました。
100円均一の巻取り式のminiUSBケーブルを使えば割りとスッキリさせることができます。
フロントカウル下につけていたのですが、バイク屋さんから「もしフロントフルブレーキかけてノーズダイブした時、フロントフェンダーにぶつかるよ」と言われたので
ライトに問題なければ(NC750Xは問題なし)、フロントカウル上につけてみるのがベストのようです。
サスペンションよりも上の位置に取り付けると振動が抑えられます。
まとめ
事故りたくてバイクに載っているわけではないのですが、まずは自衛手段としてドライブレコーダーを付けました。
もう一つの理由として、撮影したいけど一時停止すら難しいスポットの撮影のために付けました。
装着も簡単ですし、検討されている方はいかがでしょうか?
他のタイプのドライブレコーダー
また、最近ではアクションカムにループ撮影機能(ドライブレコーダー機能と同義)が付いている場合が多いです。
こちらも参考にしてみてください。
※ただし、まだまだバイクのドライブレコーダーは”コレだ!!”って製品がありません。
事故らないように運転してください。