「招き猫発祥の地特集!
今回は「みんな大好き!招き猫発祥の地特集!」です。
”発祥の地”を”特集”できちゃうんだから、スゴイですよね。
招き猫像の発祥の地だよ「今戸神社」
隅田川のそばに建つ「今戸神社」です。
こち亀の影響で、「隅田川・・・台東区・・・、さては下町だな!!」とイメージしてしまいますが
この神社、日本の縁起物として馴染み深い「招き猫発祥の地」なのです。
住所:東京都台東区今戸1丁目5-22
「沖田総司 終焉の地」でもある。
鳥居の前には、「招き猫発祥の地」と共に「沖田総司 終焉の地」とも書かれています。
もし自分が死んだときに「終焉」と表現してほしい。かっこいいから。
猫、猫、猫・・・さすがは「招き猫発祥の地」
立派な本堂。
神社の由緒を書かれている案内板の下にはかわいい猫ちゃんのジョウロが。
携帯の待ちうけ画面にすると幸運を運んでくる「石のなで猫」ってのもいたよ。
今戸神社の招き猫伝説
江戸時代末期、浅草に住む老婆が貧しさが故に
泣く泣く愛猫を手放しました。
その晩、夢枕に猫が立ち「私の姿を人形にして売れば、福徳を授かる。」と言いました。
その姿を言葉通り、人形にして売ったところ大評判だったそうです。
※私はワンフェスに行ったことがないので想像で書いてます。
招き猫発祥の地というより・・・。
この今戸神社は招き猫発祥の地としては江戸時代末期と比較的新しいです。
ただ、招き猫の製法である今戸焼きの発祥地がここであり
そのルーツは室町時代まで遡るようです。
ここの招き猫の発祥地というより
招き猫の製法の一つである今戸焼きの発祥地というのが正しいと思います。
“由緒正しき猫が招く”発祥の寺豪徳寺
閑静な住宅街、世田谷区にある「豪徳寺」です。
なんとこのお寺、日本の縁起物として馴染み深い「招き猫発祥の地」なのです。
住所:東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
さすが、招き猫発祥の地
この豪徳寺、最も有名な招き猫発祥の地です。
そのせいもあり奉納された招き猫の数、招き猫柄の絵馬などあたり一面猫まみれ!
この豪徳寺では招き猫は「招福猫児」(まねぎねこ)と言い
小判を持っていないことが特徴です。
豪徳寺の招き猫伝説
豪徳寺がまだ貧しかったころ、極めて愛猫家の僧がいて
自分の食事を削ってでも猫に食べさせていました。
ある日、「恩を感じてたら恩返ししてほしいな~」的なことを猫に言いました。
ある日、猫が山門の前に立ち、お侍の一行を招きました。
「これは不思議なことがある。」とお侍の一行は豪徳寺へ。
そのお侍の一行は、かの有名な井伊直孝のご一行。
豪徳寺に入ると、たちまち夕立になり
「猫が招いてくれたおかげで雨に濡れるのを免れることができた。」とご満悦。
豪徳寺は井伊直孝公より多くの寄進と共に、猫寺として有名になりましたとさ。
ひこにゃんのモデルはここから
井伊直孝公のお話は江戸時代前期お話。
ちなみに滋賀県のゆるきゃら「ひこにゃん」はこの豪徳寺と井伊直孝公が元で生まれました。
ある日、「恩を感じてたら恩返ししてほしいな~」的なことを猫に言いました。という部分は
豪徳寺で配布されている伝承が書かれた紙で書かれていました。
とても良い感じのセリフなので好きです。
“猫が人を招いた”発祥の地「自性院」
東京都新宿区にある「自性院」です。
新宿の街外れの住宅街にポツンとあるお寺です。
ここも招き猫発祥の地を名乗っております。
東京に一体いくつあるんだ、招き猫発祥の地
住所:東京都新宿区西落合1-11-23
「猫地蔵」はひ・ぶ・つ
自性院が「猫寺」と呼ばれる由縁となった
「猫地蔵」と呼ばれる秘仏があるらしい。
これは毎年2月3日にご開帳されるらしい。
残念ながら拝むことはできなかった。
残念!調べ不足!新宿区は猫スポットだったらしい
室町時代の太田道灌という武将を黒猫が自性寺に招きいれたことがきっかけで
「猫地蔵」が誕生したようです。
物体としての「招き猫」のルーツといえるかは微妙ですが
「猫が人を招く」という考え方の最も古い場所と思います。
このページによれば、実は新宿区には猫スポットがたくさんあるらしい!
もっとよく調べていけばよかった・・・。
自性寺の目の前のゴミ捨て場はアツい!
自性寺の目の前のゴミ捨て場の注意書きにこんなことが書かれています。
「ゴミを漁る猫ちゃんたちへ
ニャーニャニャニャ ニャニャミヤ~ニャン ニャン ニャニャンニャ」
おそらく、猫語で
「軽犯罪法でてめぇらを犬のお巡りさんにしょっ引くぞ!」的なことが書かれているのと思います。