台南市の珍スポット、変わった観光地

【日本の倍以上の地獄】「麻豆代天府」の”十八地獄”に堕ちてみた!

台湾で地獄体験してきた

逆走、信号無視、歩道走行なんでもありの台湾の道路(地獄)をバイクで走り抜け
やってきたのは「麻豆代天府」
ここには”十八地獄”という施設があります。

住所:721 台湾 Tainan City, Madou District, 關帝廟60號

※宗教について素人なりに調べているつもりですが
地獄は宗教、宗派によって様々ございます。
動画も撮影したんですけど、行ってみて欲しいので本ページではgif画像程度に留めています。

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台湾の寺院はどデカいなぁ

台湾の寺院は、日本人のお寺の印象とはかけ離れており極彩色であり、どデカい。
この「麻豆代天府」は割と観光地的な要素もになっているのか
寺院内外にお土産屋さんや売店も備えてあった。

おみやげ屋さんの片隅においてあったわた菓子機とモグラたたきゲーム。
わた菓子機はザラメを購入して、さらにわた菓子機にお金を入れて起動させるという二段階方式。
日本のわた菓子機はお金を入れたら起動した上でザラメが投入されるので
工業高校生としては「めんどくさい部分を人力でクリアしたなぁw」という感想。

「打地鼠」という名のモグラたたきゲーム。
”注意力訓練”できるらしい。

通路を歩いていると結構新しげな自販機があった。
販売しているものはお守りのようだ。
日本でもお守りの自販機はあったりするが、それでもボロボロの自販機を使用している場合が多い。

お守りは100元〜300元(400円〜1200円程度)。
結構いい値段がする。

圧倒!龍の建物!これが…寺か…

、寺院の裏手にそれはある。
日本人の感覚からしたら有り得ない!クレイジーな建造物だ。
しかも、龍が口から噴き出している水流、階段になっている。
うわ〜!これ、建物なのかよ〜!
この階段は施設の出口になっているのでこちらから入ることはできない。

そう、この龍の建物こそが「麻豆代天府」名物”十八地獄” なのだ。
日本の仏教において地獄は八層からなる八大地獄
日本の地獄よりも十層も地獄多いのかぁ…。台湾の地獄は落ちたくねぇな…。

八大地獄巡ってきた!「正観寺」
正観寺にやってきました。住所:徳島県海部郡牟岐町大字中村奥前158-1

地獄へエントリー

入り口で50元(200円)、愛想のいいおばちゃんに払って入る。
多分、このおばちゃんが日本の地獄で言うところの奪衣婆なのだろうか。
鬼どもに地獄へ案内される現代服の壁画とともに地獄へ堕ちてみた。

ここが地獄の一丁目。

綺麗な顔の馬頭鬼くん。
相方の牛頭鬼くんが遊戯王でカード化されてよかったね。

「第一地獄」生前の罪を見定めるよ

閻魔様の浄玻璃鏡で生前の罪を見定めるのがここ。

場内のあちらこちらにセンサーがあって、センサーが人を感知するとストーリーが始まる。
当然、セリフは台湾語だから理解できない。が、いい感じの人形の動きは注目だ。
浄玻璃鏡には生前の写真が映され
閻魔様が「お前は生前、こんなことをやったんだな〜お見通しだぞ〜」と言っているに違いない。

「第二地獄」職権乱用する奴が堕ちるよ

汚職をしたり、職権乱用した奴が堕ちるのがここ。
「虎頭斬」の刑に処される。

「虎頭斬」の刑はどうやら虎の背中を切り開き、そこに罪人の頭を突っ込ませ
そのまま罪人の頭を切り刻むという刑。
虎、可哀想。

「第3地獄」わがままな奴が堕ちるよ

我を通すために善良な人を騙したりすると石の車輪マシーンで轢かれる刑に処される。
電気グルーヴのプロモーションビデオじゃねーんだぞ。

「第4地獄」性欲マンは堕ちるよ

レイプ魔もしくは不倫をした男は「炮烙」の刑に処される。
赤熱した鉄柱を抱かされる。

血の池を渡り超える

血の池を渡り超える。
罪人の血で真っ赤だ。
決して赤いライトではない。

「第五地獄」詐欺師は堕ちるよ

私利私欲のために偽の証書を作ったりすると「挖眼」の刑に処される。
日本語に直すと”掘眼”だ。痛そ〜。

「第六地獄」毒を売ったら堕ちるよ

毒や偽薬を売ったら「下油鍋」の刑に処される。
煮えたぎった油の鍋に漬けられる地獄のようだ。

「第七地獄」はどうやったら堕ちるんだ?

うっかり第七地獄に堕ちる条件を記録するのを忘れてしまった。
「石錐」の刑ようだ。
地獄に堕ちた際に「石錐」の刑を受けた方、生前の所業を教えていただければ
amazonギフトカード500円分謝礼に差し上げます。

「第八地獄」もどうやったら堕ちるんだろう?

第八地獄は”用不正當手段・偷斤減兩”なことすると堕ちてしまうようだ。
私の読解力ではちょっとわからなかった。
犬に食われたり、蛇に噛まれる地獄に堕ちる。
阿鼻叫喚地獄に近いのだろうか。

「第九地獄」尊敬の無い人は堕ちます

長老や両親を疎んじると「大秤」の刑に処される。
画像ではわかりづらいが同じくらいの人が首をくくられ天秤ばかりのように吊られている。

「第十地獄」残忍な性欲マンが堕ちます

レイプして殺人したら「分屍」の刑に処される。
実際、何をされているのかはよくわからなかった…。
字面からみると、体を真っ二つに割られるのだろう。

「第十一地獄」窃盗、誘拐犯が堕ちます

窃盗や誘拐をすると「石磨」の刑に処される。
石臼によってゴリゴリ擦られていくようだ。

「第十二地獄」強盗殺人者が堕ちます

強盗殺人を行うと「砍四肢」の刑に処される。
石臼や天秤を使ったテクニカルな刑が続いたのにストレートな刑に戻った。○。

「第十三地獄」妻を大切にしないと堕ちます

妻を大切にしないと「巨石所壓」の刑に処される。
石で押し潰すというこれまたストレートな刑だ。

「第十四地獄」

これまた私の読解力でわからなかった。
まずい飯を食わせたら(と思う)瞼を剃り落とされる刑に処される。
死に至りそうにはないが、テクニカルな刑に戻った。

「第十五地獄」

多分、人を騙して入水自殺に追い込んだら、腹を切り開かれて腸を取り出される系に処される。

「第十六地獄」賭博をすると堕ちます

賭博や偽物を売りけると「切腹」の刑に処される。
台湾では偽物だらけだけど大丈夫か、台湾人。

「第十七地獄」他人に罪をなすりつけると堕ちます

罪を他人になすりつけると舌を引きぬかれてしまう。
これこそ、日本人のイメージする閻魔様の刑だよ!

「第十八地獄」輪廻へ…

「孟婆」の湯(スープ)を飲むと輪廻(生まれ変わる)ことができる。
言い伝えによると飲むと生前の記憶をすべて忘れて転生することになってしまう。
ただし、何らかの強い理由で飲まずに氷のように冷たい川に1000年浸かれば
「孟婆」の湯を飲まずに転生することもできる。
この過酷なチャレンジをクリアすると「えくぼ」を貰って転生できるようだ。
えくぼのある君!ナイスガッツ。

現世の「孟婆」の休憩所かなぁ?

「出口」or「天堂」

地獄巡りはここで終了。
ここで出口から出ることが出来るのだが、中途半端なところから出るようになる。
冒頭の龍の口から出たい人は「天堂」を拝覧していかなければいけない。
「天堂」に行くにはさらに50元必要だ。

お金を支払い「天堂」へ向かう。

天堂の前にはかの有名な孫悟空がお出迎えだ。

やべぇよこいつ…。
ホラーゲーム「Five Nights at Freddy’s」のアニマトロニクスみたいな顔してやがるよ…。

「天堂」では生前良い行いをした人間が
どれほど素晴らしい待遇を受けられるかの解説になっている。

めっちゃ眉毛が長いお方。

飼い犬(?)にピアスを噛まれるお方。

ヤバイ人。

太古のベティちゃん。

ついに龍に吐き出される

ついに龍の口に辿り着いた。

色んなアングルでみてみるとこの龍のどデカさが際立つ。
このどデカい龍の吐瀉物になってみないか!?
超アガるよ!