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プロが教える!高速道路での眠気予防法&対処法

高速道路の甘い誘惑、眠気

便利だけれども重大な事故の危険を孕んでいる高速道路。
ロングドライブやロングツーリングをしたことがある方ならば、走行中に眠気を感じたことはあるでしょう。

私は本職は深夜の現場作業のある職種についております。
眠気は天敵です。
その場で培われている眠気の予防法と対処法をお教えしましょう。

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眠気予防法

100の治療より1つの予防と言われますように予防が大切です。
ロングドライブ、ロングツーリングの前、最中にはこれを意識すると全く違うでしょう。

事前にしっかりした睡眠をとる

小学生でもわかる理屈ですね。

車間距離をしっかりとる、巡航スピードを落とす

車間距離をしっかりとる、巡航スピードを落とす
この2つが重要です。
高速道路で推奨されている車間距離は『時速km/h=先行車両との距離m』と言われています。
時速80km/hならば80mとりましょうということです。
高速道路上に車間距離を確認できるラインや、車間距離確認表示板がたまにあるのでチェックしてみましょう。
ほとんどの方が車間距離が推奨されているものよりも狭いと思います。

車間距離がどうして眠気とかかわってくるのかというと
車間距離が狭ければ、先行車両のブレーキに対しての反応が機敏でなければいけないため集中力が無駄に必要になります。
その結果、疲れます。

当然、疲れは眠気を呼びます。

巡航スピードは落としましょう。
前述したように運転に要する集中力が多く必要になってきます。
さらに車両追い抜きによる運転の手間が増えますので、より疲れます。

追い抜かれてもカッカしないことがコツです。

目薬を携行する

眠気解消最強アイテムが目薬です。
医薬品なのでSA,PAでは販売されていないと思いますのでドライブ、ツーリング前に購入しときましょう。
クールタイプが良いです。
目に直接刺激を与えるので目が覚めます。
目の乾きも眠気の一因と言われております。
カーエアコンによる目の乾き、バイクの走行風による目の乾き。
目薬によって目にうるおいを与え目の乾きを防ぎます。

眠気の対処法

さて、ロングドライブ、ロングツーリング中に眠気を感じてしまったら?
その時の対処をお教えします。

眠気のサインを感じる

まずは眠気のサインを知りましょう。
僕の場合、あくびが出る→目の焦点が定まらなくなる→目が重くなるという3段階に眠気が分けられます。
とにかく第1段階のあくびが出ただけでも休憩しましょう。

仮眠をとる

眠たいんだから、寝るのが一番効果があります。
当然、SA,PAで寝てくださいよ。(笑)
仮眠は15分程度取れば十分と言われており、個人的にもそうだと思います。
どうしても、眠気が取れなければまた15分間眠りましょう。

60分寝るよりも15分寝るのを4回繰り返すほうが効果が高いように感じます。
ベッドの上で生涯寝たきりになるのが嫌なら、羞恥に耐えて屋外ベンチの上やバイクの上で仮眠を取りましょう。

エナジードリンク、眠眠打破といったカフェインドリンクはオススメしない

覚醒作用のあるカフェインを含んだエナジードリンクやカフェインドリンク。
残り20,30分で目的地に辿り着く際のもう一頑張りの時に飲むのならば良いですが
”まだまだ道中長い”という時には飲むべきではないです。

カフェインによる眠気解消は体に無理をさせているので、効果が切れた時により強い眠気が襲ってきます。
また、コーヒーや緑茶を常飲している方はカフェインに耐性がついてしまっていることが多く、効果が期待できない場合もあります。

過度にカフェインを摂取すると「眠気はあるが頭痛で起きてる」みたいな苦しい状態になったりするので気をつけましょう。

食事に気をつけろ

SA,PAの楽しみであるご当地グルメ。
ロングドライブ、ロングツーリングをするなら食事には気をつけなければなりません。
炭水化物や糖分を一気に取ると、血糖値が急激に上がり眠気を引き起こします。
まだまだ道中長いならば、美味しそうなグルメはグッと我慢するしかないでしょう。
またはあえて血糖値を急激に上げて眠気を引き起こすことで仮眠をとるというテクニカルスリープという方法もあります。
私はたま〜にテクニカルスリープします。

安全な高速道路の運転を!

最後に無理のないドライブプランを立てることが大事です。
もしも、眠気に襲われてしまった場合は仮眠が一番です。
とにかく事故は誰も喜びません。通行止めになれば多くの方が影響を受けてしまいます。
そうならないように、安全な高速道路の運転をしましょう。