猫猫バイク入門

【バイク屋監修】オイル交換作業指南!真のオイル交換作業は禅問答だ!

バイク屋さんにオイル交換を教えてもらったよ

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ニセの
バイクのオイル交換について教えて下さい!
ピコ
ぼく、バイク屋。良いよ、バイクのオイル交換教えるよ。

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オイル交換とはなんだ?

ニセ
よ〜し!オイル交換だ!エンジニアグローブは持ってきたよ!
ピコ
オイル交換とはなんだ?
ニセ
ピコ
お前にとってオイル交換とはなんだ?
ニセ
あれ、これって野球漫画だったら
失意の主人公に野球の神的な奴が「おまえにとって野球とはなんだ?」って問いかけてきて
その答えに気づいて、覚醒する。パワーアップイベントじゃん。
イベント出る順番間違ってね…。
ピコ
オイル交換とはなんだ…?
ニセ
オイルを…交換することです…。
ピコ
それはただ、オイルを入れ替える。
小学生、チンパンジーでもできるビッグリモーターの100円オイル交換だ…

オイル交換をしよう

真のオイル交換は廃油にあり

ピコ
以下の道具がいる。

・ドレンボルトに合うメガネレンチ、ソケットレンチ
・ウエス
・手袋
・オイルまみれになっていいゴム手袋
・ペンチ

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ピコ
まずオイルフィラーキャップを取る。
硬い時はペンチを使って緩める。
ニセ
取れました。
ピコ
その後、オイルフィラーキャップを挿す。
ニセ
え?今、取ったのに?
ピコ
オイルのレベルを見るためだ。
バイクのセンタースタンドを立てるか、バイクを正立の状態にしてオイルフィラーキャップをねじ込まずに挿す。
そして、抜く。

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ピコ
ギザギザのところを見る。
全部、オイルに浸っている、適正量入ってるな。
ニセ
そりゃそうでしょ。
ピコ
この時に異常にオイルが減っていたら、どこかからオイルが漏れているんだなとかがわかる。
抜く前に廃油の量を測るのも大切だ。
このオイルフィラーキャップは抜いておいておく。

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ピコ
次にエンジン下のオイルドレンボルトを緩める。
ニセ
緩めますよ。
ピコ
まずはオイルまみれになっていい手袋に付け替えて
メガネやソケットレンチで緩める。
オイル受け皿や吸収剤を下において、手でゆっくり緩めていく。

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ピコ
廃油が出てくる。
サイドスタンドでオイルを抜いている場合、車体の傾きによって廃油が残る。
だから、正立させたりして廃油が残らないようにしよう。
この時、廃油の色は黒か茶色か、廃油の中に金属粉が混ざっていないか?
チェックする部分はいろいろある。
ニセ
僕、初めてオイル交換するんですが…。
ピコ
バイク屋の仕事なめんなよ!
ニセ
懐かしのなめ猫…。
ピコ
最後にエンジンオイルの味を確かめる。
ニセ
ペロッ
ピコ
ごめん、味を確かめるのは嘘。
ニセ
ゲロゲロゲロゲロ…。

※オイルフィルターがある車種はここでオイルフィルターを交換します。

オイルを入れよう

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ピコ
そして、オイルドレンボルトを締める。

※使用車種はドレンワッシャーがない車種のためドレンワッシャーの交換を省略しています。

ニセ
締めました。

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ピコ
う〜ん、もうちょっと硬めがいいね。
クソ力でボルト締めて折られても困るけど。
ま、ドレンボルト締めるのが実は難しいんだよね〜。
ニセ
はぁ…。

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ピコ
キレイな手袋に付け替えて、新しいオイルを入れる。
ニセ
ぶちこんでやるぜ。

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ピコ
オイル量はエンジンに刻印されている。
だいたい、この刻印量まで入れたらオイルフィラーキャップのレベルゲージでオイル量を確認する。
オイル抜く前に廃油量を測っただろ?あの要領だ。
で、オイルが少なかったら継ぎ足す。

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ニセ
よし、オイルを適正量まで入れたぞ!
ピコ
…。いや、適正量入ってないな…。
ニセ
なんで!?
ピコ
オイルの注入口に当てながらオイルゲージを入れただろ?
壁面に溜まっているオイルがゲージに付着しただけだ。
オイルゲージはまっすぐエンジン壁面に当てないのがコツだ。
ニセ
あ、ほんとだ。少ない。
ピコ
最後にオイルフィラーキャップを手で締めて、さらにペンチで手では緩められないように絞め込む。
あんまりクソ力でやるとキャップが壊れるから気をつけてね。

オイル作業、簡単なようで奥が深い

ニセ
オイル交換なんてオイル抜いて、入れるだけかと思ってましたよ。
ピコ
オイル交換ほど腕の良いプロのバイク屋でやってもらうのが吉。

この記事のねらい

いかがだったでしょうか?
バイク屋さんにご迷惑をかけつつ、無理やりオイル交換作業について教えていただきました。
確かにオイル交換は古いオイルを抜いて、新しいオイルを入れるという単純な作業です。
しかし、あなたのオイル交換をよりレベルの高いものにするにはは古いオイルがどういう状態だったか?を見ます。
オイルの量はどうだったか?色、金属粉は混ざっていなかったか?
そういうところを気にかけてみるとバイクライフが良くなるのではないでしょうか。

「そういうところを気にかけれないプロも散見される」というのが取材で言われていましたが…。

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