香川県の市街地を離れ、のどかな池のほとりに「塚原から風呂」はあります。
こんなのどかな場所にあるのですが”日本1熱いサウナ”としてサウナ界では有名だったりします。
この風呂は今からおよそ1300年の昔(奈良時代)高僧行基が讃岐の国に来たとき、もろ人の病気を治すために造ったといわれている。
空風呂の由緒
入り口付近では地元の野菜が販売されていました。
入浴料は大人500円。
追加で長袖長ズボンの貸トレーナーが200円、防災頭巾のような貸頭巾の利用に100円必要です。
なんで長袖長ズボンが必要やねんと思いでしょうか?必須です。死ぬぞ。
受付のおばちゃんからまずは「ぬるい方」から試してみてねぇと浴室に案内されます。
「ぬるい方」は正直、普通のサウナ程度の暑さです。
洞穴のような細長い浴室に座ると
「どこから来たんかね?」。
浴室奥の暗闇に溶け込むようにいた地元のおじいちゃんが声をかけてきました。怖。
世間話をして、「そろそろあつい方に入ろうと思うんですけど」
「あぁ、それなら入り口脇に用意されている毛布を頭から被っていかんとな。
わしはあつい方は無理だわ。服が肌に焼け付くようで辛くてのぉ。」
毛布を頭から被る?
着衣したままサウナに入っている今の状態ですら異常なのに、さらに毛布を頭から被る?
服が肌に焼け付く?意味がわからない。
おじいちゃんに一瞥してぬるい方を出て、入り口脇に積まれていた毛布を1枚小脇に抱えてあつい方の浴室の入り口をすこし開けると室内の熱気が漏れ出してくる。
漏れ出した熱気から感じた印象は調理直後オーブン。
これは入浴施設じゃない、調理器具の間違いではないのか。
毛布を頭から被りあつい方に突入してみる。
熱い熱い熱い熱い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!
熱痛い!!!!!!!!!!!!
熱すぎて息をするのも痛い!!!
なんか知らんけど露出している肌も服の布も痛い!焼き付いてるんじゃないか!?
うっかり5分気絶したら、死ぬんじゃね!?
そして毛布を頭から被り毛布の内側の空気を吸ったり、なるべく毛布の中に体を隠すと幾分かマシだということに気づいた。
3分後、汗だくになって出てきた私は思った。
この熱さはヤバイ。
ちなみにwikipediaによると温度は約170℃ということになっている。
温度調節をしながら炊き続けているわけではなく、一気に炊いて、また温度が下がったら追い炊きしてという方式なのだ。
なので、もっとも温度が高いのは休日明けの営業日の午前中が最も高い。
チャレンジャーはこの日に挑戦してみよう。
〒769-2304 香川県さぬき市昭和1050−4
コロナの影響で結構、営業状態や定休日が変わるので注意。