エナジードリンク飲まれていますか?
海外ニュースですがエナジードリンクの飲みすぎで死亡したり、舌が溶けたりと飲み過ぎによる悪影響が多々、報告されています。
”エナジードリンクって一本200円程度と高価なので、海外ニュースほど飲みすぎないよ!ここぞって時に飲むよ!”
って方のほうが多数と思います。
しかし、ここぞ!であってもエナジードリンクを飲むべきではないシーンがあります。
そのシーンはライダーの方に多く当てはまります。
いろいろと薬剤師にお話を聞きました。
どういうシーンでエナジードリンクを飲むべきでないか
結論から書きます。
飲んだ後に長時間、集中力が必要なシーンではエナジードリンクは飲むべきではありません。
深夜のバイクツーリングとか、まさにそうですね。
薬剤師からすればエナジードリンクって所詮…
薬剤師からすればエナジードリンクって砂糖&カフェインのドリンクです。
エナジードリンクを飲むと砂糖によって血糖値が上がります。
液体による摂取なので血糖値は急速に上昇します。
そして、エナジードリンクに多量に含まれるカフェインはインスリン抵抗性を与えます。
血糖値が上がるとインスリンが分泌されて、適正な血糖値に下げようとします。
さて、前述したインスリン抵抗性というのは
インスリンの働きを邪魔しちゃうぜ!という性質で、血糖値が下がりにくくなります。
カフェインを摂取するとしばらく血糖値が下がりにくくなります。
ライダーはアドレナリンが出やすい
さて、エナジードリンクメーカーはバイクなどモータースポーツのスポンサーになっています。
エナジードリンクを愛飲する方の多いライダー。
過酷な環境に晒されるとアドレナリンが出やすいとされます。
ライダーは比較的、過酷な環境に晒されがちな趣味なのでアドレナリンが出やすいです。
さて、アドレナリンが分泌されることの作用として血糖値が上昇しインスリン分泌が抑制されます。
ライダーはエナジードリンクを飲むべきでは無いね
・アドレナリンによって血糖値が上がります。
・エナジードリンクを飲むことで急速に血糖値が上がります。
・アドレナリンの作用でインスリンの分泌が悪くなります。
・カフェインの作用でインスリンの働きが悪くなります。
※インスリンは血糖値を下げるホルモン
つまり、ライダーがエナジードリンクを飲むと凄まじく血糖値が高い状態が続きます。
血糖値が高い状態も良くないのですが、問題は人間は血糖値を下げようと頑張ってしまうことです。
エナジードリンクを飲んでひと休憩後、バイクに乗り出した後に急激に血糖値が下がります。
これを血糖値スパイクといい、強い眠気や集中力不足、疲労感を引き起こします。
「エナジードリンク飲んですぐ寝ちゃったーw」って経験ないですか?
これが血糖値スパイクなんですよね。
薬剤師がすすめるライダー回復ドリンクは
なのでバイクツーリング途中にエナジードリンクは飲むべきではありません。
時間をかけてちびちび飲むのなら良いですが、ライダーって缶ジュースを持ち運ぶの難しいので休憩都度に飲み切ってしまいますからね。
血糖値、ガツンと上がりますよ。
しかし、ノンシュガーのエナジードリンク、無糖のコーヒーは血糖値スパイクを引き起こしません。
もうひと頑張りしたい時にはこちらをオススメすると言われました。
ただし、エナジードリンクを日常的に飲むとカフェイン耐性が付き、カフェインの効き目が弱まります。
どちらにせよ、エナジードリンクはあまり飲むべきでなはいですね。
※無糖であっても人工甘味料によって甘味を感じるとインスリン分泌があります。
糖分を同時に摂取すると血糖値スパイクが発生する可能性があります。
糖質の利権や中毒性などの側面を踏まえたドキュメンタリー映画です。
こちらも面白いのでぜひご視聴ください。