都心の喧騒を離れた香港島南部のリゾート地、赤柱。
ここには赤柱監獄という香港の刑務所があります。
そのすぐそばに「香港懲教博物館」という”刑務所博物館”的な施設があります。
展示物の目玉は囚人がこっそり作ったもの
「香港懲教博物館」です。
刑務所オフィシャルの博物館だけあって、入場料は無料!
牢屋の錠の進化や
囚人への罰に使われていた器具が展示されています。
個人的にユニークだったのが「囚人の手作り武器及び物品」でした。
手作り麻雀牌に牌九といった中国圏で人気のあるゲームのアイテムやら手作りキセル。
紙麻雀。それにしても展示の仕方も凝っていますね。
日本の警察がマスコミ向けに陳列するみたいですw
本に忍び込ませた刃物。
靴の中敷きの裏に刃物を隠せるスペースがあります。
これはどうやらタトゥーを入れるための器具っぽいです。
当然、囚人は武器も作ったみたいです。
布団を防毒マスク?覆面にし、バケツの蓋を盾にしてます。
マチェット(剣)は鉄製のテーブルを加工して作ったんだって。
おもちゃの剣に本物の刃物を仕込むという方法もあったようです。
鳥かごも作ったみたいです。
中国では小鳥を飼うことが人気のある趣味なようで。
朝早く公園を歩いていると鳥の鳴き合わせをしている光景を目にします。
え~と、これはガラス片を真球状に加工して亀頭の根元に入れてセックスの際に感度をあげるやつまで作っていたそうです。
牢屋でそんなもん作るなw
「社區教育中心」も見逃すな
「香港懲教博物館」の裏には「社區教育中心」という小さい教育施設があります。
展示内容からして、学生教育向けの施設のようです。
中国語がよく読めないのですが、10代の少年が興味本位で麻薬に手を出した際の判例や社会復帰に向けた活動を展示されています。
囚人が作った作品でしょうか「こうならないで(Not the Same Me)」「”自由”を失って(Freedom Lost)」という作名が重いです。
施設名:Hong Kong Museum of Correctional Services
10時00分~17時00分
月曜休み