岩国市にある名物自販機コーナー
山口県の観光名所である錦帯橋の近くに「観音茶屋」という自販機コーナーがあります。
物珍しさと利便さも相まって、昼夜問わず人がやってくる人気の自販機コーナーです。
今回はこの「観音茶屋」のオーナーさんでもある
島根県の自販機のリース、メンテナンスを行っている西部技研の田中社長にお話を伺いました。
観音茶屋のはじまり
この観音茶屋、はじめからこんなに自動販売機盛りだくさんというわけではなく
昭和55年あたりに、この近くのタングステン鉱山の所長が土地を買い自販機2台で始まったとのこと。
ちなみに岩国のタングステン鉱山と聞いてピンと来た方は山口通。
現在は地底王国・美川ムーバレーになっています。
そして、平成9年9月にタングステン鉱山の所長が山口県を離れる際
田中社長が観音茶屋を購入されました。
島根県での自販機コーナー経営の手腕を活かし、土地を拡大、自販機も増やし現在の観音茶屋になりました。
観音茶屋には自販機がもっとたくさんあった!?
現在でも自販機がたくさん立ち並ぶ観音茶屋ですが
実は昔はよりたくさんの自販機が並んでいました。
こちらの本にその当時の写真が載っています。
平成17年9月の台風被害の際に設置していた自販機14台のうち、12台が流されてしまい
現在も行方不明とのこと。
閉店も考えたそうなのですが、店を続けることを決心。
同年の11月に今の形になったそうです。
オリジナル自販機デザインは田中社長が!
ここにしかないデザインのうどん自販機。
日本の田舎の風景にどことなく哀愁を漂わす看板デザインは田中社長がされたそうです。
そして、うどんはおどろくことに毎朝手作り!
お肉にしっかりと味がついていて、自販機が出てきたものとは思えないほど!
午前中に観音茶屋を訪れると、調理している光景がみられるかも・・・。