「やる気地蔵」とは?
広くて便利な国道9号線をあえて走らず、国道482号線という田舎道を走っていると
鳥取県佐治町に辿り着いた。
古ぼけた町の観光案内の看板を見てみると「やる気地蔵」というものがあるではないか。
なんとはなしに向かってみた。
住所: 鳥取県鳥取市佐治町尾際827
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至って普通のお地蔵様?
「やる気地蔵」というから何か変わった造形をしたお地蔵様なのかなと思った。
しかし、実際に見てみると普通のお地蔵様であった。
とりあえず、拝んだ。
お地蔵様を横目に進むと、授与所があった。
しかし、眺めてみるとどうも普通の授与所とは違うようだ。
眺めていると、どこからかお爺さんがやってきた。
やる気のおじさんと話した。
このおじさんの話は恐ろしく尖っている。
ぬるま湯珍スポットかと思ったら、その情熱は煮えたぎる油風呂のようだ。
合併によってすでに居なくなったが、地元の役所の人間がいかに愚かであったか
地元のお坊さんがいかにクソッタレか
果ては従軍慰安婦問題について独自の語り口で語られた。
(めちゃくちゃだけど、筋は通ってるんだよなぁ)
その話を聞いていてそう思った。
思わず、「めちゃくちゃだけど、筋が通ってますねぇ」と言ってしまっていた。
“筋が通っている”
SNSやブログであまり見かけない表現である。
しかし、自分にとってはすごく好きな言葉である。
そして、自分の言葉で語ることの大切さも語られていた。
日本人というのは出る杭を打つ、出しゃばる奴の足を引っ張りたがる人が多い。
でも、実際に足を引っ張ってくる奴はそんなに居ないし、成し遂げれば掌返して擦り寄ってくると持論を語られた。
感動したのでやる気のおじさんの活躍が書かれた自著作品「やる気おじさん奮戦記」、やる気ステッカーを買った。
自分とやる気
自分はブログをやっている。
「”なぜ”やっているのか?」と聞かれた時
いつも回答に困る。
どう回答しようともそういう質問をしてくる輩を納得させることはできないからだ。
“明確な見返り”があって、行動するというのが輩である。
僕は明確な見返りがなくブログ(行動)をやっている。
強いて言うなら暇つぶし感覚だ。
自分はブログに対してやる気があるのだろうか?わからない。
ブログは続く。