島根県の自動販売機スポット

【島根】うどんそば自販機大解説!「オアシス」で”自販機の神”田中社長にお話を伺ってきました!

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自販機の神と呼ばれるお方に取材してきました

ついに”自販機の神”と呼ばれるお方、西部技研の田中社長に取材することができました。

バイクでどっかいこが自販機スポットブログとして2010年に始まり、一発目の記事が田中社長の管理する岩国市にある「観音茶屋」でした。
それを考えると、感慨深いものがあります。

群馬に次ぐ自販機エリアである中国地方の自販機カルチャーを1人で支える田中社長についてご紹介いたします。

自販機コーナーオアシス
住所:島根県益田市安富町
google map座標:34.648646,131.812441

中国地方の自販機うどんは店ごとに全部違うよ!

オアシスに伺うと、田中社長はせっせとうどん自販機用のうどんを作っておられました。

容器に具を入れ

タレをかけ

麺を入れ

最期にかまぼこを入れて、自販機にセットできる状態になりました。

田中社長の手によって、一つ一つ自販機にセットされていきます。

疑問:なんで具を先に入れて麺を上に入れるの?

「具が入ってない!!」
素うどんと思い、泣き寝入りながら食べ進めてると下から具が現れて来ます。
食べ進んじゃったから写真取れなかった…。と嘆きのが自販機初心者あるあるです。

しかし、なぜ具を先に入れて麺を上に入れるのでしょうか?

答え:湯切りの際に具が飛び出さないようにするためです。

うどん自販機は、セットされ注文されると90℃の熱湯が注がれ、上から穴の空いた板で丼を押さえ、高速回転させ遠心力で湯切りを行います。
こうすることで、麺を湯がくのですが高速回転させるが故に、具を上に置くとが飛び出してしまう可能性があるため麺を上にしている。とのこと。

疑問:なんでうどん自販機の丼は回収するの?

うどん自販機の丼は必ず返却しないといけません。
ぶっちゃけていうと、そんなに高価そうに見えないのですが…。

答え:うどん自販機にとって理想的な純正丼はもう製造されていないからです。

うどん自販機内部は非常に特殊な環境。
押さえつつ、高速回転するなんて特殊な環境にフィットするのは純正丼ただひとつ。

オアシスのキッチン。
左手のシンクに大量の自販機うどん用丼がずらり。
田中社長の手によって一枚一枚丁寧に洗われています。
すごいよ!田中社長!


(参考:群馬県 自販機食堂様)

群馬県では発泡スチロール製の丼を使われている店舗もあるとお話したところ
発泡スチロール製の丼は使えなくもないが、湯切りの際に割れたりする可能性がある。と仰られていました。
ただし、現状うどん自販機用丼は製造されておらず、洗浄の手間が省けるため発泡スチロール製を使うのも手ではあるそうです。

疑問:うどん自販機は誰が作っているの?

答え:そのお店の方です。

中国地方一帯のうどん自販機のうどんはそのお店の方が作られています。
群馬県のうどん自販機は仕出しの会社があるため、味が均一になるそうです。

田中社長は「道の駅 シルクウェイにちはら」、「オアシス」、「ドライブイン日本海」のうどんを毎日作られている。

とある1日のスケジュールとして
・4:00 起床
・4:30~5:00ごろ 「オアシス」へ向かい、うどん、ラーメンを持って「道の駅 シルクウェイにちはら」へ
・その後、「オアシス」に帰ってきて自販機のメンテナンス
・7:00~7:45ごろ「ドライブイン日本海」でゴミ捨てと麺の補充
・10:00~10:30 パートさんに「ドライブイン日本海」をまかせ、バトンタッチ
・12:00 「オアシス」に戻り、うどん補充と次の日のうどん作り。

手が空けば、午後から自販機のメンテナンスをするようだ。

すごい・・・、いくらなんでも過密スケジュールだ。

うどん自販機の現状とメンテナンス

末永く続いてほしい、うどん自販機だが問題は部品の問題である。
田中社長にうどん自販機のパーツを見せていただいた。

ボロボロにかけてしまった、歯車である。
今は製造していないため、こんな小さな部品が壊れてしまうだけでもうどん自販機は動かなくなってしまう。

そのため、部品は不動となったうどん自販機からパーツを取ったり、パーツの修理をしたり
特注でパーツを作ってもらっているとのこと。
もはや、バイクや車でいうところの旧車の世界だ。

こんな漏斗形の樹脂パーツでさえも貴重だそうだ。

一番頭を悩ませるのが、うどん自販機内部のアルミ合金部分。
しょうゆの塩分等でやられてしまうので、寿命としては5、6年だそうだ。
食品を扱う自販機だけ合って、サビサビのパーツを使うことはできない。

潜入!うどん自販機整備場!

今回、特別に中国地方の自販機文化の心臓部である西部技研の自販機倉庫へおじゃまさせていただいた。

そこには一台のピカピカのうどん自販機があった。
これは田中社長が修理し、今度どこかのお店に設置されるうどん自販機とのこと。
前述した過密スケジュールの合間にうどん自販機を修理したり、パーツを取ったりするので
一台修理するのに約1年以上かかるとのこと。

汚い話だが「一台おいくら?」と聞くと、「相当。」とだけ言われた。

倉庫には中国地方にはないグーテンバーガーの自販機があった。
ただし、内部パーツが全く無いため動作する見込みは無いようだ。

さいごに

「田中社長にとってのうどん自販機の魅力は何ですか?」と聞くと
「利便性ですね。」と答えられた。

24時間いつでも、手作りのものが出てくる。
今はコンビニやファーストフード店で24時間、なんでも食べられる時代。
店員さんが料理を出してくれるが、それは冷凍食品を解凍しただけのものである。

しかし、うどん自販機は自販機という無機質なものだが、出てくるのは100%手作りの料理。

この相反したことにやはり自分は魅力を感じられずにはいられない。

昨今のレトロ自販機ブームについて、田中社長は嬉しく思っておられた。

昭和を知らない自分達がレトロをもてはやす時、どこか心の片隅で間違っているのではないだろうか?と思ったりしていた。
田中社長にそう言われると、とても救われたような気がした。

2017/8/15のオアシス

オアシスにあるパチンコ。
お座り一発で大当たり引いて、景品ゲットできました。

景品は今、流行り(もしかしたらもうブーム冷えてるかも)のハンドスピナー!
今時っすねぇ。

2014/10/1


夜に煌々と光る自販機コーナー

島根県益田市にある自販機コーナー「オアシス」です。

汎用自販機に120円でパンが売ってます。

島根産のお米を使ったおにぎりも買えます。


いい感じに落書きされまくっています。

うどん、そば自販機もありました。
深夜に行ったせいか、ゲームセンターは閉まっていました。
こういう自販機コーナー、こそ人の温かさというか
人の生暖かさが感じられて好きです。