バイクハック

バイクのおかげで人生変わった話をする

バイクに乗ると人生は変わる?

先日、出版関係の方と打ち合わせをしてきました。
このブログ「バイクでどっかいこ」のことです。
改めて思うと、よくここまで来れたなぁ〜と思います。

よく”バイクに乗ると人生が変わる”と言います。
今、この状況を顧みると「自分の人生ってバイクに乗ったおかげで変わったなぁ」と思います。

18歳のころのダメダメな頃の自分の写真です。
高校では帰宅部、高卒で就職。
ホントにこの頃は何も取り柄どころか趣味もありませんでした。
170cm90kgくらいあって、デブでした。

バイクに乗って人生が変わった僕のお話を聞いてみなさいよ。
嘘だと思っていいからさ。

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スーパーカブとの出会い

高校の頃は自宅から自転車通学でした。
うちの地元は車社会なので、卒業間際で高校から自動車学校の入学を案内されます。
バイクの免許取得の案内も同封されていました。

案内の「風を切って走る爽快感!」「車では味わえない体験!」という言葉に胸踊らせるようなことはなく。
「バイクは不良の乗り物」と思っていたので、バイクの免許取得の案内は捨てました。

高校卒業して、地元の会社に就職。
親のお下がりのボロ自動車で通勤しました。
しかし、車は小回りがききません。
チャリンコは車が使える今、めんどくさくて乗る気にもなりません。
「そういえば、自動車の免許があれば原付バイクってのには乗れるんだよな。」
ということで、近所の古ぼけた自転車で売っていた安いスーパーカブを6万円で買いました。
親には「そんなそば屋のバイクじゃなくてもっとカッコいい原付を買え」と文句を言われました。
僕はカッコよさとかどうでもよくて、チャリンコより楽だったら何でも良かったのです。

便利だぞ!スーパーカブ!

原付を初めて乗った時の感覚を覚えていますか?
僕は「めちゃくちゃ速くて楽ちんな自転車を手に入れてしまった!」と思いました。

車は駐車場を探して、駐車しなくちゃいけません。
車に乗り慣れてないので駐車場に駐車するだけでもドキドキです。
しかし、スーパーカブはそこらへんの駐輪場に気兼ねなくポイッと駐輪できます。
気軽にあちこち行けるようになりました。

スーパーカブで最速チャレンジもやったりしました。(公道でやると法定速度違反なので真似しないでね。)
50ccながらアクセル全開で60km/hは出ました。

普通二輪車免許を取りに行こう

スーパーカブで60km/hで走っては上機嫌でした。
しかし、ある秋の日の交差点の信号待ち。
前に停まっているのは大きな緑色のバイク。
信号が青になりました。

僕のスーパーカブのアクセルを捻り、交差点を走り抜けたあたりで
緑色のバイクは交差点から遥か彼方にいました。

「大きいバイクっていうの排気量が400ccもあるんだよねぇ。*
僕のスーパーカブが50cc。
8倍もエンジンが大きいバイクは、どんなスピードが出るんだ!?」

*ホントにバイク知識にこの時は乏しくて、「大きいバイク=400cc」としか思っていませんでした。

気になった僕は自動車学校に来て、一度は捨てたバイクの免許取得の案内を受け取っていました。
普通自動二輪車免許の取得費用は10万円くらいだったでしょうか。
入社して半年経つか経たない新社会人には10万円という費用には悩みましたが、受講をしました。

僕はスーパーカブに乗りまくっていました。
そのおかげで普通自動二輪車の講習では教官が驚嘆するほどの才覚を発揮し、超スムーズに卒業!
なぁ〜んてことはありませんでした。

倒れたバイクは起こせない、よくコケる。
極めつけエピソードとして、僕の通っていた自動車学校は講習終了後、
取り回し(バイクを押したり引いたりすること)の練習も兼ねてバイク車庫に生徒がバイクを押して戻します。
そこで、バイクをドミノ倒しにして「米田はバイク車庫入れ禁止」にされました。
卒業検定は1度落ちて、(俺には普通自動二輪車に乗ることは出来ないんだ…!)と落ち込んだりしました。
2度目でなんとか合格しました。
今、振り返るとよくへこたれずにバイクの免許を取れたな!と思います。
前述した通り、「8倍もエンジンが大きいバイクは、どんなスピードが出るんだ!?」という好奇心がめちゃくちゃ強かったのだと思います。

初めての400ccバイクCB400SS

普通自動二輪車の免許も取れたので、隣町の大きなバイク店へ行きました。
教習所でアレだけバイクの扱いがダメだったので、初めてのバイクはコカしても良い安いバイクと決めていました。

大きなバイク屋さんの片隅の激安現状渡しコーナーにあったのは、「CB400SS」という400ccのレトロなバイクと「BAJA」という250ccのオフロードバイクでした。
どちらも18万円程度。
排気量のデカイほうが性能が良いと思っていた*ので、CB400SSを購入しました。
*今の自分だったら「BAJA」を選んでいると思います。軽いし、頑丈だし、エンジン的な性能も大差無いので。

契約して、バイク用品店にヘルメットを買いに行き、いざ納車。
バイクの納車やレンタバイクを利用する時は今でも緊張します。
皆さんそうではないのでしょうか?
どれだけパワーが出るかわからない、いきなりコケるかもしれない…。
車の納車とは、別格です。

話は戻って、納車され。初めてのバイクで公道を走り自宅に帰るのですが…。
原付バイクとは比べ物にならないほどの加速です。
ジェットコースターかよ!という加速で、これは法的に大丈夫なのか!?と思いました。CB400SSってそんなに性能の高いバイクじゃないんですけどね。

例えるなら、今までキャンディーやチョコレートしか食べたことのないスイーツの国の住民が初めて甘口カレーを食べて「こんな辛いもの食って大丈夫なのか!?」と思っているようなもんです。

重ねて言いますが、CB400SSは性能の高いバイクではありません。
しかし、普通の自動車なんか目じゃないほど速いです。

後の「珍スポット」と呼ばれる存在に行きだす

さて、CB400SSを手に入れた私。
納車後、バイクに乗りまくったのか?と言われるとそうではありません。
「8倍もエンジンが大きいバイクは、どんなスピードが出るんだ!?」という好奇心で免許を取得し、バイクを購入したのですから目的は達成されたわけです。

”車の乗ることは手段だが、バイクに乗ること自体が目的だ”とよく言われます。
しかし、僕は全くそうとは思いません。
”バイクに乗ることは手段であり、目的である”という言い方のほうがしっくりきます。
行き先がないとバイクに乗る気は起きません。

山口県民のツーリングスポットとして有名な角島、秋吉台のカルスト台地に行きました。
カップルや仲間連れが多くて、一人で行く意味が見いだせませんでした。

ふと、自分が小学生のころ親に連れて行かれた「でか丸くん」という巨大な水車を思い出し、行ってみました。
冬だったせいもあり、客足もほぼ無く、ひっそりとしていました。

「こういう地味な観光地をブログで書いていこうかな」と思い、ブログを始めました。
それが「バイクでどっかいこ」です。

バイクに乗ってブログを書いて人生がどれほど変わったか?

「バイクでどっかいこ」を初めて、通算で6年目くらいになります。
今では大阪でトークライブやら、雑誌やメディアに寄稿、情報提供やらしています。

顔つきも並べてみると、多少はまともになってるっぽくないですか?

おそらく、バイクに乗り始めた頃にタイムスリップして
デブな俺に「お前!将来トークライブやら、雑誌に載ってるぞ!」と言っても
彼は信じないと思います。

バイクに乗って人生を変えるために

とはいえ、乗った方全ての人生が変わるわけではありません。
バイクの事故で悪い方に人生が変わってしまった方もおられるかもしれません。
このページを見ているあなたは当然良い方向に変えたいですよね?
ということでそのために自分が思うことを記します。

”バイクは危ない”とわかっているから安全

”バイクは危ない”、よく言われます。
僕も毎年、この言葉を5回は誰かから偉そうに言われます。
確かに”バイクは危ない”です。
しかし、それがわかっているから安全なのです。

言っている意味がわかりませんか?
例えば、あなたがアメリカのニューヨークに旅行するとします。
1,アメリカのニューヨークの観光地を紹介されたガイド本を読む。
2,アメリカのニューヨークの観光地と危ない地区が書かれたガイド本を読む。

どちらが安全に楽しく旅行ができると思いますか?当然、2ですよね。

”バイクは危ない”。
だからこそ、”無理をしない”、”プロテクターをきちんとつける”などアプローチを考えられるのです。

公道では絶対安全運転

公道では絶対安全運転です。
そんなこと当たり前だよ!と思われるでしょうが
ついつい変な輩に煽られ、見栄を張ってスピードを上げたり、無茶なすり抜け等してないでしょうか?
意外と高級なレーサーレプリカバイクに乗られている方は、走りが無茶苦茶だったりします。

重ねて言いますが、公道では絶対安全運転です!

公道でmotoGPライダーばりのライディングを披露しても捕まるだけです。
白バイ隊員はハングオフをしません。
なぜかというとコーナリング時に急制動が出来ない、コーナーの向こうの景色が見えないと公道では不向きなのです。
motoGPライダーはハングオフをします。
なぜかというと、サーキットには視界の障害物が無いため、コーナリング時に急制動をする必要が無いからです。
(motoGPライダー並のスキルがあれば、ハングオフの体制で急制動出来そうな気もしますが。)

人と会いまくると自分もやりたいようにやっていいと思える

「バイクでどっかいこ」は珍スポットを巡るサイトです。
そこで色んな人に会ってきました。(ゆかいな人々)
ある時は「外交的ですね。営業の方ですか?」と言われたこともあります。

しかし、素質的に僕は人見知りです。
数年前は知らない奇抜な人にこちらから声をかけるなんて絶対無理!という感じでした。

けど、話してみると奇抜な人ほどルールを守り、礼儀正しいんですよ。
そして、自分はまともだ!と言わんばかりの人ほど嫌な人が多いことがわかってきました。

アンダーグラウンドなアダルトビデオのエキストラ参加までしてみたんです。
みんなすげー良い人だらけでやんの!

話がややバイクと逸れましたが、ルールの中で好きなバイクで好きなところに行き、好きなことをして良いのです。

まとめ

バイクに乗ると一人を楽しめるようになります。
人生を変えたくてバイクに乗ろうと考えて見るなら、僕はそれをオススメします。