ヘルメットのステッカーってなんで貼ってる?

新しいバイクのヘルメットを買っちゃった…。
あ!このヘルメット誰が勝手にステッカー貼ってる!
あ!このヘルメット誰が勝手にステッカー貼ってる!

そのステッカーはヘルメットの強度の目安なんだよ。
てゆーか、そのステッカーにブチ切れしてるやつ初めて見たぞ。
てゆーか、そのステッカーにブチ切れしてるやつ初めて見たぞ。
目次
ヘルメットの規格とは?

ヘルメットってパッと見、どれも似たような形なのに強度の規格なんてあるんだ!

ということで、今回は規格についてご紹介しようと思う。
日本のヘルメット品質保証の「PSCマーク」「SGマーク」
PSCマーク
日本国内で販売されている「乗車用ヘルメット」は必ずこの表示があり、消費生活用製品安全法が定める技術基準に適合していることを示す。この表示がないと他の規格の表示があっても「乗車用ヘルメット」として販売・陳列は認められない。
SGマーク
製品安全協会の審査により基準に適合しているものと認めた製品に表示されるもの。規格内容自体はPSCと同等であるが、第三者機関による審査が義務付けられており(PSCはメーカー内の検査のみで足りる)、製品の欠陥により被害が発生したときのための対人賠償保険(1億円限度)が付帯される。SGマークは任意であるが、日本国内で流通するヘルメットの大半にPSCと並んでSGマークが表示されている。

バイク用ヘルメットならば100%取得している「PSCマーク」「SGマーク」だ。

え?なんで2つあんの?

「PSCマーク」は製造メーカーの検査のみで貼ることができる。
しかし、「SGマーク」は指定の検査機関で検査された製品であり、製品に欠陥があり被害が発生した場合、保険が付帯される。
しかし、「SGマーク」は指定の検査機関で検査された製品であり、製品に欠陥があり被害が発生した場合、保険が付帯される。
日本のヘルメット強度規格「JIS規格」、「PSCマーク」
JIS T8133(2007年改定版)における・1種(125cc以下限定)
125cc以下の二輪車限定で使用されることを想定して最低限の安全性確保を目的とした規格。過去の旧JIS・A種と比べ安全性が強化された。ハーフ形・スリークォーターズ形が該当。
JIS T8133(2007年改定版)における・2種(排気量無制限)
排気量にかかわらずすべての二輪車での使用を想定した規格。基本的に旧C種をベースとしつつ安全性の強化が図られた。一部、耐貫通性のテストで甘くなっている部分もあるが、今までのJIS規格の中で最も安全性が高いとされている。オープンフェース形・フルフェース形が該当。

日本国内でのバイクヘルメットの強度規格は「JIS規格」だ。
これを取得しているだけでも、結構な強度があるぞ。
これを取得しているだけでも、結構な強度があるぞ。

どれくらい強度があるの?

アンビルテストって何?
イメージが掴めないけど、ちゃんと試験しているんだね。
イメージが掴めないけど、ちゃんと試験しているんだね。
JIS規格より強いぞ「MFJ規格」

で、これが「MFJ規格」のシール。

「日本モーターサイクルスポーツ協会」公認の金ピカシールなんてかっこ良すぎ〜。

強度としてはJIS規格を上回る!
より厳しい耐貫通性試験を合格しないと貼ることができない!
より厳しい耐貫通性試験を合格しないと貼ることができない!

ほう、してその耐貫通性試験とは?

へい。
MFJ規格より強いぞ「SNELL規格」

ヘルメットの中に貼ってあるのが「SNELL規格」だ。

スネる企画?

SNELL規格ってのは民間のバイクヘルメット強度規格だ。
最もバイクヘルメットの規格としては厳しい規格だ。
最もバイクヘルメットの規格としては厳しい規格だ。

うぉ!
SHOEIやOGKのヘルメットはほとんどのモデルがSNELL取得してないじゃないか!
SHOEIやOGKのヘルメットはほとんどのモデルがSNELL取得してないじゃないか!

SNELL規格取得するのに、お金が結構がかかるらしい。
SNELL規格くらいになってくると、公道使用ではオーバースペックなのかもね。
SNELL規格くらいになってくると、公道使用ではオーバースペックなのかもね。
SNELLを超える!「アライ規格!」

そして、最後にSNELL規格を超える安全性能を持つと謳っている「アライ規格」!

SNELL規格を超えるなんて…!
どの規格を取得しておけば良いのか?

こんなにいっぱいヘルメットの規格があるんだね。
でも、どのくらいの規格があればいいんだろう?
でも、どのくらいの規格があればいいんだろう?

よく言われるのはJIS規格を取得していれば良いというね。