単気筒・二気筒・四気筒いろいろあるけれど
やぁ、今日はエンジンの気筒数について教えてあげるよ。
この記事を見る前に「マフラー交換で性能ダウン!?バイクマフラー交換メリットデメリット」を読んでいただけるとより理解が深まるかもしれません。
なるべく読まなくても楽しめるようにはしています。
単気筒エンジンのメリット・デメリット
まずは単気筒エンジンについてだ。
あ、今日の話はちょっぴり長くなるから水飴でも食べながら聞いてね。
単気筒エンジンというのは、気筒、つまりエンジンのピストンが1本しかないもののことなんだ。
国産バイクだと現行125cc以下のバイクはほぼ全て単気筒だ。
単気筒エンジンのメリット
単気筒エンジンのメリットは低回転時のトルクの良さだ!
あとで説明するが、例えば400cc2気筒エンジンは200ccのピストンが2本あるエンジンになる。
しかし、400cc単気筒エンジンは400ccのピストンが1本。
一回のピストンの動きで大きなエネルギーを発生させるのは?
400cc単気筒エンジンは一回のピストンの動きで400ccのパワーが出せる!
そうだね。よく理解したね。水飴をあげるよ。
他にもシリンダーが一本しかないから、構造が単純でメンテナンスがしやすいってのもある。
単気筒エンジンのデメリット
しかし、デメリットもある!エンジンのピストンのパワーによる振動が大きいことだ!
そうだね、良く言えば味のあるエンジンとも言えるね。
もう一つは、ピストンが一つしか無いからエンジンの高速回転は難しいというところだ。
ただ、逆説的に言えば高速回転しないから燃費が良い傾向にあるともいえる。
多気筒エンジンのメリット・デメリット
エンジンの気筒が増えることのメリット
さて、エンジンは前述した通り2気筒エンジン、4気筒エンジン、マイナーだが3気筒エンジンや6気筒エンジンもある。
エンジンの気筒が増えれば増えるほど、エンジンが高速回転できるようになるんだ。
つまり、最高速度が速くなるってこと。
そうでしょ?さらにエンジンの振動が穏やかになってくる。
エンジンの気筒が増えることのデメリット
しかし!エンジンの気筒数が増えれば増えるほどピストン一発の排気量が下がるからパワーが下がってしまうんだ。
よくわかったね!水飴だよ。
あとは、エンジンを高速回転せざるを得ないから燃費が落ちる傾向にもあるよ。
エンジン気筒数のメリット・デメリットまとめ
まとめてみると上の図のようになる!
気筒数のメリットデメリットを考えるのは時代遅れ
ゲゲッ!
今のバイクは多気筒エンジンでも低速バリバリ走れます
このバイクは2000回転からスッと発進する。
CB1100は3000-4000回転で走るバイクだ。
【インプレ】「CB1100」これバイクで日本の道を走れることが静かで確かな喜び
そ、それは高速回転を捨てて低回転時のトルクでの乗り味を高めるために設計したから…。
排気量に成約のない大型バイクはどんなに多気筒にしても低回転時でも十分なトルクが発生できるんだ。
またそうでなくても、国産現行車種の中型バイク、大型バイク全ては納車直後から
街乗りのストップ&ゴーから高速道路の制限速度での80km〜100km/hまでは万能にこなせるようになっている。
「○気筒だから〜〜がイマイチ」ということはまずない!断言できる!
ただし、燃費には影響があるかもね。
でも、単気筒は整備性がいいぞ!
けど、実際に整備する人だっているだろ!
エンジンばらしてオーバーホールする整備を個人でやる人なんてそうそういないだろ。
まとめ
基本的には気筒数のせいで、長距離が走れないとか発進が実用的でないほど鈍いということは現行車種においてはまずありえない。
あるとすれば、自分のバイクの特徴を掴みきれてないライダーがいるだけだぞ。
ぐぬぬ・・・。
1100cc4気筒のCB1100も20km/l程度だった。
これでも本当に気筒の数が燃費に大きく影響を与えるか?と言わればはっきり応える自信はない。
無視できない他の要因があまりにも多すぎるんだ。
は?
水飴返して
補足
単気筒エンジンは街乗りしやすく、整備性が良く、燃費が良い
多気筒エンジンは長距離ツーリングに向いており、整備性が悪く、燃費が悪いこのことは
いろんなサイトや雑誌で書かれています。
しかし、単気筒エンジンである現行のCBR250R、2気筒エンジンであるGSR250、YZF-R25に乗ったことがあります。
僕は街乗りにおいても、ロングツーリングに向いているのは2気筒エンジンのGSR250、YZF-R25だと感じました。
確かに単気筒エンジン、多気筒エンジンの違いを発揮し、それぞれのバイクを乗りこなし
エンジンヘッドカバーを分解整備される方に関してはこの記事が書いてあることが間違いだと指摘されても構いません。
ただ、それってほんの何%の限られたライダーなんでしょうかね?ってことです。
ちなみに、私15万km以上は現行車種のバイクに乗っていますが
エンジンヘッドカバーを分解整備するほどの故障トラブルにあたったことはありません。
2017年気筒数トーク
ベテランさん「今まで2気筒のバイクばっかり乗ってて、買ったバイク(4気筒)うまく乗れないんですよね〜。」
僕「慣れてないだけなんじゃないんですかねぇ〜」
ベテランさん「う〜ん、でもね、たまにうまく乗れる時があるんだよね〜。気筒数で違うもんなんすかねぇ。」
バイク屋さん「う〜ん、SR400みたいな”特殊”っていうか”特別”な単気筒エンジンは別として…。
やっぱり気筒数の違いによって、公道においては性能の差はでんと思うよ〜。
好みはあるだろうけど。」
僕「あ〜、好みは大事かもしれませんね〜。」