ロングストロークって何さ?
(GSR250)
低燃費なバイクを買うことでガソリン代を浮かすよ。
バイク雑誌によると250ccバイクならGSR250、750ccバイクならNC750ってバイクが燃費が良いらしいんだ。
適性、環境性を実現した水冷SOHC2気筒ロングストロークエンジン(ボア53.5mm×ストローク55.2mm)は、一体型クランクシャフトと分割コンロッドを採用。180度位相クランクに偶力バランサーを装備して振動を抑え、快適な乗り心地を提供します。
(GSR250)
また、燃焼効率を徹底追求し、ピストンストロークをロングストロークタイプとし、低・中速回転域で確実な燃焼を行うための理想的な燃焼室形状やバルブタイミングの最適化、低フリクション化などにより、常用回転域での走る楽しさを追求しながら、優れた燃費性能を実現。
(NC750X)
んで、ロングストークってなに…。
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ストロークってなにさ?
その上下運動を回転運動に変換させることでタイヤを回すんだよ。
そのシリンダーの大きさ(体積)が排気量。
太さ(ボア)のほうが大きい物をショートストローク、長さ(ストローク)のほうが大きい物をロングストロークと言うんだ。
ストロークが違うことによるメリット、デメリットって何?
ロングストロークのメリット
回転数がゆっくり上がるということはストロークの動き(ピストンスピード)もゆっくりということ。
ということは、吸気効率が良いんだ。
まずピストンをゆっくり引いて、引ききったら手を離してみよう。何も起きないね。
次にピストンを一気に引ききったら、すぐ手を離してみよう。すると、スコッ!とピストンが押し戻される。
とにかく、ロングストロークは深呼吸をするエンジンと思ってくれたら良い。
高効率の燃料燃焼をしているから、低回転時でも高トルクをだせ、低回転ですむからこそ燃料を必要も少ない。
ロングストロークのデメリット
ショートストロークのメリット
だから、たくさんエンジンを回してパワーを稼ぐ!
ショートストロークになればなるほど、出力が大きくできる!
よって、最高速度は早くなる!
rpm(毎分回転数) ÷ 60(1分間の秒数) × ストローク(行程) × 2(クランク1回転で1往復) = 平均ピストンスピード
エンジン負担 = rpm × ストロークの長さ
ストロークの長さが長くなればなるほど、エンジンの負担は大きくなる。
しかし、エンジンというものはrpm(回転数)が大きくなればなるほど爆発がたくさん起きるため、パワーが大きくなる!
HORNET 最高出力/回転数 29.4kw(40PS)/13,000rpm ストローク量33.8mm
ninja250 最高出力/回転数 23kW(31PS)/11,000rpm ストローク量41.2mm
GSR250 最高出力/回転数 18kW(24PS)/8,500rpm ストローク量55.2mm
ショートストロークのデメリット
GSR250 最高トルク/回転数 22Nm(2.2kgf・m)/6,500 rpm
HORNET 最高トルク/回転数 23.5Nm(2.4kgf・m)/11,000rpm
最高トルクっていうのはエンジンがパワーを本領発揮できはじめる回転数だよ。
さいごに
ロングストロークはあくまで高燃費のための一因でしかない程度にとどめて置いていただければ幸いです。
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