ホンダのバイクにクラッチの無いバイクが増えている
ホンダのバイクにクラッチレバーのないバイクが増えています。
DCTデュアル・クラッチ・トランスミッションが搭載されているからです。
え?スクーターとどう違うのかって?
これが全然、違うんですよ。
スクーターとは全く違う
クラッチレバーがないバイク=スクーターというのは早合点。
スクーターはベルトによる無段階変速、クラッチは遠心クラッチやトルクコンバーターなどになります。※
しかし、DCTはクラッチを2つ持っています。
端的に言えば、ギアがないからギア操作しなくていいのがスクーター。
ギアを自動操作してくれるのがDCTといったところです。
※もっといろいろありますが省略します。
「勝手に誰かが上手にギアチェンジしてくれてる」
「で?実際どうなの?」と聞かれます。
私の意見とすれば「勝手に誰かが上手にギアチェンジしてくれてる」ような感じです。
アクセルを開ければ、カチ(2速)カチ(3速)カチッ(4速)と高速でシフトアップしていきます。
クラッチ操作とギアチェンジを自動にしてくれるミッション車なので、変速時のショックもあります。
DCTのせいでコケそうになったりしたことは無い
「クラッチ操作もバイクが勝手にやるんでしょ?コケそうになったりしない?」
とも聞かれます。
DCTのクラッチ操作やギア操作のせいでコケそうになったことはありません。
人間よりバイク操作、お上手です。
ちなみに私のNC750Xには2世代目DCTが搭載されています。
2016年のNCシリーズやアフリカツインにはより性能が良くなった3世代目DCTが搭載されています。
DCTは利便性とバイクの性能をミックスアップさせる
スクーターに搭載される無段階変速には限界があります。
加速性と最高速を両立させようとすると変速機が巨大になってしまうからです。
しかし、DCTは構造が違うだけで変速の仕組み自体はミッションバイクと同じ。
加速性と最高速を両立させつつ、クラッチ操作から開放してくれるのです。
バイクからクラッチ操作を開放することはデメリットだ!と言われる方の気持ちもわかりますよ。
ただし断言して、「DCTが走行のストレスになった!」ということはありません。
ホントに便利なんですよ。