まずコスパの意味とは
コストパフォーマンス(コスパ)は費用対効果のことを指します。
僅かな投資で大きな成果、安価ながらも便利な製品を良コスパとか、コスパが良いといいます。
しかし、イマイチ実感が掴みづらい言葉でもあるのも事実です。
本当のコストパフォーマンスとなんなんでしょうか?
安ければ安いほどコストパフォーマンスは優れているのか?
安ければ安いほどコスパは優れているといえるのでしょうか?
それは違います。
コストパフォーマンスを語るにはタイムパフォーマンスについても理解しなければいけません。
あなたはさつまいもが欲しいとします。
とあるスーパーでさつまいも一本100円で売っています。
しかし、園芸コーナーでさつまいもの種芋が1つ50円で売っています。育てればさつまいもを10本収穫できます。
さぁどちらを選びますか?
もちろん、スーパーで100円のさつまいもを買いますよね?
確かに、50円の種芋を育てて10本収穫すれば1本あたりのコストは5円になります。
一本100円と5円、その差は95円もあります。
ただし、その95円の差というのは育てる土地やプランター代、肥料、手間の差です。
それらをあなたは95円支払い省略したということになります。
では、スーパーでさつまいもを購入するのがコスパが良いのでしょうか?
それはどちらとも言えません。
今、さつまいも一本だけ欲しいならスーパーでさつまいもを購入するのがコスパが良いです。
ただし、家庭菜園が趣味で今すぐでなくてもさつまいもがたくさん欲しいなら園芸コーナーで種芋を購入し、栽培するのがコスパが良いです。
場合と状況によって求められるパフォーマンスは変わってくることがわかりましたね。
コスパをわかりづらくするもの
前述した通り、コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスは密接な関係にあります。
タイムパフォーマンスが無視できる人が書いた低質な記事。
コストパフォーマンス=値段の安さと勘違いした方の低質な記事は危険です。
フリーターやニートの方のような時間が無限にある方はタイムパフォーマンスの概念がありません。
旅行をするなら飛行機や新幹線よりも原付バイクや自転車の方がコスパが良い!と言い張ることができます。
本当のコスパの考え方
それを購入することで物を減らせるか?
それを購入することで物を減らせることができるものはコスパが良いです。
例えるならスマートフォン。(スマホ)
インターネットができ、そこそこ高画質で撮影でき、音楽を聴くことができます。
また、ある程度パソコンの代役もこなせます。撮影した写真をそのままSNSにアップできます。
面白いゲームだってありますしね。
スマホのおかげで電話、パソコン、デジタルカメラ、ミュージックプレイヤー、携帯ゲーム機といった5役こなせます。
デジタルカメラ、ミュージックプレイヤー、パソコン、携帯ゲーム機を持ち歩いていた人にとってはスマートフォンはコスパの良いものです。
機種によっては防水性の高いもの、やたらに頑丈なもの、カメラが群を抜いて高画質なもの等あります。
そんな便利なスマートフォン。うまく使いこなせずガラケーに戻した(戻したい)という人もよく見ます。
それはデジタルカメラ、ミュージックプレイヤー、パソコン、携帯ゲーム機を持ち歩く習慣がなかったからです。
ガラケーがスマホに置き換わっただけなのでそういう方にはあまり効果がありません。
それを購入することで時間が増えるか?
それを購入することで時間が増えるものはコスパが良いです。
自動お掃除ロボットルンバ。自動で床掃除をしてくれるので床掃除を定期的にする習慣がある方であり、物が散らかってない人にはコスパが高いです。
しかし、床掃除は人を迎える時前に慌ててやるというような無精者にはあまりコスパを実感できません。
ルンバを動かすために物を片付けるという作業が増えるため、タイムパフォーマンスが減る場合もあります。
これを道具に使われると言います。
このブログではフェリーをコスパの良いものと紹介しています。
これは睡眠時間を移動時間ともすることができるからです。
ワークマンの防寒防水作業着イージス。
高い防寒性で冬に思いっきり活動できるようになりました。時間が増えました。
高い防水性で雨具が不要です。物が減りました。着替えの時間も不要になりました。
足るを知る
コストはかければかけるほど、より高い快を得ることはできます。
しかし、100%活用している方、実感できている方は稀です。
ガラケー最盛期に「あなたは所有している携帯電話の機能をフル活用していると思いますか?」というアンケートでほとんどの方がNOと答えたそうです。
それなのに、より高価格でハイスペックで多機能なスマートフォンを欲しがるという現状は不思議ですね。
服の買い物が参考になる
「今はMサイズだけど、太りそうだからLサイズにしよう!」
「自動車整備の仕事用に100万円の和服を買おう」なんて服の買い物の仕方はしませんよね
服はいつも自分の好みで選び、自分のサイズにピッタリのものを買います。
これが買い物としてあるべき姿です。
究極のコスパ探求は自分を知ること
最もコスパが良いことはなにか?
それは自分の快の形を知ることです。
僕はバイクに乗ることが好きです。
もっと詳しく言えばより長く遠くまでバイクに乗ることが好きです。
より長くバイクに乗るため、疲労を感じにくいバイクを作り上げてます。
より遠くに行くためにバイクツーリングのコストを抑える方法を探求しています。
「じゃあ、車にしろよ」と言われそうですが車はバイクと比べると楽しく感じないんですよね。
「俺はより速いバイクに乗りたい!」という方ならより速いカスタムの探求をすることが正しいです。
僕のバイクを参考にしても、ハッキリ言って無駄です。
「バイクレースで優勝したい!」なら、バイクレースの規格に適合した速いバイクを作り上げ、サーキットで練習することが正しいです。
私事ですが、クレジットカードを漢方堂スタイルカードというポイント利率の良いクレジットカードを利用していました。
しかし、改悪によりポイント利率が大幅に減らされました。
これを期にクレジットカードを作り変えようと思い「ポイント利率の良いクレジットカード」と検索すると
アフィリエイト目的のわかりづらいサイトばかり出てきて困りました。
そこで、自分は何が欲しいのか?と考えました。
僕は「飛行機のマイル」が欲しかったので
「マイル 利率の良いクレジットカード」と検索すると満足行く情報を手に入れることができました。
タイトルには「コストパフォーマンス計算の極意」と書きましたが、数式はありません。
あなたは何をすれば一番楽しいですか?
そこがコスパ探求で一番重要なところです。