山口県の珍スポット、変わった観光地バイク・バイク用品関係

日本唯一!?通なライダーのための通なレンタルバイク店「レンタル819 徳山駅前」

山口県周南市に遂に登場!立地最高のレンタルバイク店

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2016年4月1日、周南市にある徳山駅新幹線口前。
バツグンのアクセスに「レンタル819 徳山駅前」がオープンした!
周南市ライダーとして夢にまでみたレンタルバイク店のオープン。
オープン日に早速、レンタルしてみたぞ!
「レンタル819 徳山駅前」ホームページ

車両提供:レンタル819 徳山駅前様
協力:銀色バイク様
ご協力ありがとうございました。

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通なライダーにための通なレンタルバイク

現在、プレオープン期間中のみ、ハピネス明城店内に受付カウンターとして
レンタルバイク店がある。
そこに私がレンタルするYZF-R25が準備してあり、ビックリした。

この「レンタル819 徳山駅前」のバイクは
なんといっても、山口県の通なライダーが集まるバイク店「銀色バイク」店長の坂井さんが
全てのレンタル車両をメンテナンスしているのだ。
ちなみに私のバイクも坂井さんにメンテナンスしてもらっているぞ。

多くの車両はサービスマニュアル通りの整備しか施されていないのがレンタルバイクの現状だ。
いや、今のバイク業界の現状と言っても過言では無いだろう。
サービスマニュアル通りの整備が悪いとは言わないが
それより遥かに高いレベルの整備を提供するのが「銀色バイク」のポリシーだ。

採算度外視!?「M.G.Package」車両を見よ!

前置きはさておき、乗る前にYZF-R25を見てみよう。
「レンタル819 徳山駅前」では「M.G.Package」(MeetsGiniroPackage)というオリジナルの車両規格がある。
「銀色バイク」の坂井さんが手がけた車両という証である。

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バイクの前輪部のフロントフォークというバネの部分。
そこのフォークシールと呼ばれるゴミの侵入を防ぐ部品。
いわば、パッキンのようなものだ。
そこをメーカー純正品からSKFフォークシールという最高グレードのものを使用している。
一度、このSKFフォークシールを触らせていただいたことがある。
こいつがメーカー純正品と比較して恐ろしいくらいにスベスベなのだ。
つまりは摩擦抵抗がとても少なく、フロントフォークの動きを快適にしてくれるという訳だ。

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タイヤも純正タイヤではなく
ピレリの「DIABLO ROSSOⅡ」というグリップ性能が高いタイヤを履かせている。
グリップ性能とはタイヤが地面を掴む性能のこと。
しかし、グリップ性能と反比例してタイヤの寿命が短くなるデメリットがある。
タイヤの寿命が短くなるということは、タイヤ交換の頻度が増える。

「これじゃ、利益無いんじゃないですか?」と坂井さんに尋ねると
「その通り。(笑)」と答えられた。

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その他、タイヤ空気圧、ライディングポジションなど
膨大な経験とノウハウの末、一台一台最適に調整されている。

YZF-R25(M.G.Package)に乗ってみた!

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さて、YZF-R25 M.G.Package(以後MG車両)に乗って、走りだしてみた。
午前中は大雨、午後は小雨という最高のテスト走行日和であった。

サスペンション、タイヤを改良しグリップ感、乗り味はバツグン。
優れた足回りが路面のヒビや減速帯といった
”ショックという刺激”のほとんどを”グリップ感という情報”に変換してくれる。
この安心感から、「このバイクコケないんじゃないの?」と思ってしまうくらいだ。

昨夏、北海道でYZF-R25をレンタルしツーリングをした。
その時よりも明らかに巡航時、エンジン回転数が低めだ。グイグイ走ってくれる。
しっかり地面を掴んで走行してくれている証拠だ。

また、アクセルを閉にするだけでかなりの制動力があるため
ブレーキを使わずともスイスイ峠道やワインディングを走行できる。
ブレーキを多用してギクシャクしがちな方にはぜひとも体験して欲しい感覚だ。
気づけば、山口県を抜け島根県までノンストップで走行していた。

続いて、高速道路を走行してみた。
YZF-R25のエンジンは現行250ccバイク中、屈指の性能を持っている。
北海道ツーリングでも高速走行したがエンジン性能で物足りないと感じることは無かった。
しかし、足回りがチャッチで路面状態がうまく把握できず、「怖い」と思う場面も少々あった。
それに比べて、MG車両での高速走行は「楽しい」の一言。
常に”制動可能”という安心感があった。

そういえば路面は常にウェットだったが、一瞬たりとも「怖い」とは思わなかった。

体感速度-10km/hの安心感

「銀色バイク」の坂井さんは虚飾のようなマフラー交換やボアアップカスタム等を好まない。
誤解を恐れず言うならば、オイルやチェーンスプロケットのグレードアップといった地味な修正(モディファイ)を勧めてくる。

カスタム直後の満足度は前者のほうが大きいだろう。
しかし、バイクに手を加えるというのは軽くする、速くするのが目的ではない。
バイクの持つパワーを高いレベルで制御することこそが目的だ。
本質的に言えば、後者こそが正しいのだ。
坂井さんの意思を体現したものこそがMG車両である。

もしも、自分が乗っているバイクと同じものが
「レンタル819 徳山駅前」にあるのならば一度レンタルして欲しい。

あまりの乗りやすさ、安心感にショックを受けてしまうだろう。

MG車両の安心感を書くならば【体感速度-10km/h】だ。
私は60km/hで走行している時、50km/hで走っているような感覚であった。
80km/hならば70km/hだ。それくらい、安心感があるのだ。

坂井さんは修正(モディファイ)と表現されるが
自分には修正の域を超え、再構築(リビルド)のように感じる。
断言して、MG車両はそこらのものとはレベルの違うクオリティだ。

「レンタル819 徳山駅前」の営業時間は22時までと遅くまでやっている。
仕事終わりの18時に4時間ほど借りて、市内一回りするだけで良い。
それだけで十分なショックを受けることができるに違いない。

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