エジプトと言えば、長い長い歴史。
その歴史を刻み続けたのがパピルス。
さて、エジプトの格安ツアーに参加するとほぼ確実に嫌でも連れていかれるパピルス工房に行きました。
行く気がなくても、パピルスに興味がなくても連れて行かれるのですが。
エジプトのパピルス工房への流れはまるで落語のよう
こちらが問題のパピルス工房。
ピラミッドを見た後に突然、ガイドさんがお話を始めます。
やけにパピルスについて熱く語りだします。
そして、ちょうどパピルス工房がそばにあるので行きましょうという流れが生まれます。
深夜のドキュメンタリー風テレビ通販。
いや、まるで落語の枕から本題に移る落語の名人を思いました。
入る前にジュースが出るけど、パピルスの購入は任意ですよ~。と言われます。
お前、エジプト考古学博物館で興味のない展示箇所をサクッと見たら「早ッw」って
心を突っつくようなことを言っちゃう、無神経さを持っているのに
「お客様」とか「任意」ってちょっと難しい、入れ知恵みたいな日本語を使いおって!
ちなみに一言一句ほぼ変わらないことを初エジプト旅行の際にも言われました。
エジプトツアーの闇を感じます。
日本語が少し話せる職人さんがパピルス作りについて解説してくれました。
やっぱりこのパピルス工房、高いです。
お土産屋で10ドルも出せば、それなりのものが買えるのですが
ここでは絵葉書サイズのパピルスが50ドルくらいします。
しかも、店員さんがぴっちりくっついて
「ほらほら、エジプト旅行できるくらい金があるんだからパピルスの1枚くらい買えよな!」って圧をかけてきます。
圧はかけられますが、買わなくても文句は言われません。
ジュースもちゃんと出てきます。
便所でチップを強要するし、ぼったくりもする国で
ジュースを無料でふるまうおもてなしを受けるというのは変な気分です。