お知らせ☆

Youtubeに動画を100本投稿したらどうなるのか?(完了)

Youtube運営界隈ではよく「動画を100本を投稿するべし!」と言われます。
ということで新規チャンネルを立ち上げて動画100本投稿していく実験をします。

AI理不尽な自動車学科問題
このチャンネルでは日本の理不尽な自動車学科問題をAIに読み込ませ そのAIが考え出した理不尽な自動車学科問題を動画にして公開しています。 動画作成に使用しているAI(GPTs)はこちら

「AI理不尽な自動車学科問題」というチャンネルにて
AIに自動生成させた理不尽な自動車学科問題をテーマにしたYoutubeショート動画を100本投稿します。

スポンサーリンク

投稿開始4日後、90本投稿完了

投稿開始から4日後、動画90本投稿完了出来ましたので終了します。
100本行わなかったのは手ごたえが全く無かったのとChatGPTの1日に利用できる回数に上限があるため、90本で終了するのがキリが良かったからです。

生成AIには人間のような癖がある?

今回、理不尽な自動車学科問題を90本程度生成したのですが、生成AIには人間でいうところの機嫌、癖のようなものを感じました。
生成された理不尽な自動車学科問題の傾向をカテゴリ化します。

クリエイティブさを感じなかったもの

・前提否定型
例題:Aの場合、Bと定められているがCの場合もBと定められるか?
答え:Aということが存在しえないため、×
理不尽といえば理不尽なのですが私が一番白ける生成パターンでした。

・置換型
例題:道路上にAがある。回避のために信号を無視することは正しいか?
答え:原則として信号を無視してはならない、×
Aが突飛なもの、例えば巨大な寿司だったり力士だったりしました。
これは人間でも適当な事典の適当なページに掲載されているものを指定すれば、無限生成可能なのであまりクリエイティブだとは思えませんでした。

クリエイティブさを感じたもの

・タイムトラベル

問題:日本ではタイムトラベルが可能な車両が過去に遡って交通違反を犯し場合
現代の運転手がその罰金を支払う必要がありますか?

答え:×

タイムトラベルをテーマにした問題はクリエイティブさを感じた問題が多かったです。
大体の問題はタイムトラベルが存在しえないため×ではあるので
前提否定型になりやすいのですが、妙に考えさせられる問題が多いと感じました。

・難問化

問題:歩行者信号に従って横断歩道を渡る猫の群れに対しても車両は呈して通行を優先させる必要がありますか?

答え:〇

俯瞰すれば、車両に対しては赤信号が出ているはずなので「赤信号は止まるべきですか?」という問題なのですが出題の方法を捻るだけで良問に仕立て上げた良い問題だと思いました。

出題傾向は偏る

出題傾向は偏りを感じました。
ある日の主題傾向は
「道路上にホログラムの〇〇がある。通行に支障はない。無視しても良いか?」
「道路上に巨大だが非常に軽量な〇〇がある。通行に支障はある。あなたは撤去しても良いか?」という出題が連続しました。

また、ある時は「突如、日本のすべての車が〇〇に置き換わりました。あなたはこの〇〇を運転する場合、従来の日本の道路交通法に従いますか?」
という出題が連続しました。
〇〇が船の場合は船の法律に従うべきという捻りはありましたが、大部分は従来の道路交通法に従うべきという解答でした。

日によっての出題傾向の偏りに人間的な機嫌や調子の波を私は感じました。

私のお気に入りの問題とクリエイティブさとは

問題:ある日の午後、あなたは道路を運転していると突如、道路上に大きなチェス盤が出現しました。
このチェス盤は道路を完全に覆っており各マスには実際の車やバイクが配置されています。
あなたの車もこのチェス盤の一部となっています。
この状況で、あなたはチェスのルールに従ってのみ車を動かすべきですか?

答え:〇
日本の道路交通法では運転手は常に周囲の状況に適応し、安全を最優先に考慮する必要があります。
このシナリオではチェス盤という新しい状況に対応して車を動かすことが求められます。
個人的に最高の一問だと感じました。

この問題が良問に感じた部分を挙げると
まず、生成AIの出題傾向に前提否定型の問題がかなりの割合あったからです。
「どうせ、チェス盤になることはありえないので×」と思っていたところに意外な〇。

「日本の道路交通法では運転手は常に周囲の状況に適応し、安全を最優先に考慮する必要があります。」という、曲解とも感じるわずかな説得力だけで押し通してくる解説。

この問題が良問と感じたのはパターン化した出題傾向の中にたまにこういう奇跡の問題が紛れ込んだ部分だと思います。良問、悪問というのは絶対的なものではなくて相対的なものなのかなと思いました。

人間よりはるかに能力の高い生成AIが一時的に全てのクリエイティブな職業についても
それは作品の技術の平均値が上がるだけであって、最終的に判断する人間は差異や変化を楽しむものです。
ならば、人間にも能力が低いことを差異や変化として表現することで生成AIより高い評価を受け取ることはできるんじゃないかなと思いました。