その動物園、自由
最新の動物園では檻を感じさせない”オープンズー”という方式を取られています。
しかし、そんなはるか前からオープンズーをやっていたであろう「玉城商店」裏の動物園。
動物のほとんどが鶏だったけど、動物園と名乗っているので動物園です。
住所:沖縄県中頭郡中城村字登又1250
そこは地元の商店兼農具店
玉城商店(登又農園)にやってきました。
ここは地元の商店と農具店を兼ねたようなお店です。
棚の上に猫が寝ていた。
登又農園の植物園内に「( )園→」と書かれた看板がぶら下げてある。
よく見ると「(動物)園」と読むことが出来る。
それにしても、意図的に動物という部分が消されているような感じだ。
動物園はどうなっているのだろうか。
お店の方に声をかけると「奥に動物園ありますよ〜」といわれた。
動物園は存在するらしい。
その動物園に向かう道は無慈悲にもスプリンクラーがバシャバシャ水を巻いていた。
動物園に行くのを阻むというのか。
ホント、沖縄ってクレイジーだな。最高。
動物園への道は寂れたワンダーランドか
スプリンクラーの罠をくぐり抜けると、動物園への案内看板があった。
いい感じに汚い野良猫が風にはためく洗濯物をむしり取り、その上で寝ているという光景を途中見た。
この家の人、帰ってきたらビックリするだろうなぁ〜。
洗濯物、地面に撒き散らされてるもん。
おおよそ動物園へ向かう道とは思えない道を進んでいく。
すると、唐突に巨大なりんごやかぼちゃといった造形物が現れた。
わずかばかりのファンシー感だろうか。
廃材の塩ビパイプや無骨なパレットに載せられている姿を見ると
ファンシーさ余って、寂れさ100倍といったところか。
そんなこんなで歩き続けると動物園に辿り着いた。
撒き散らされたキャベツをポニーがむしゃむしゃ食べていた。
動物園(農具置き場)の通路の奥、鶏が檻から出ていた。
その鶏に近づくと檻の下をくぐり檻の中に入ってしまった。
そんな出入り自由で大丈夫なのだろうか。檻要らねーじゃん。
ピヨピヨ鳴いてるひよこさんが可愛かった。
鶏は出入り自由だった…。