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ロングツーリングの定義を決めようとするライダーに気をつけろ

意外とハッキリしていないロングツーリングの定義

「ロングツーリング」という言葉はバイク雑誌やバイクブログを見れば
必ず乗っているワードです。

しかし、ロングツーリングって何なんだ?

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ロングツーリングの定義って何だ?

もともとツーリングなんてものの定義が曖昧なだけに誰が何を言おうと、その人が“ロング”と感じたらロングツーリングでいいと思うのだ。だから、ある人は1,000km走ってもロングとは思わないかもしれないし、500kmでもロングと思う人もいるだろう。

どこからがロングなの?-タンデムスタイル

ツーリングに付帯する条件に応じて接頭辞を付けて呼ばれる場合もある。たとえば、走行する距離が短い場合は「ショートツーリング」、長い場合は「ロングツーリング」と呼び分けられ、複数の人数が同行する場合は「グループツーリング」や「マスツーリング」、1人で行動する場合は「ソロツーリング」と呼ぶ場合もある。

ツーリング (オートバイ)-wikipedia

自分が遠くまで来たなって思えばそれがロングツーリングだよ。

1年で3万km走ったライダーが教えるロングツーリングのコツ

基本的に(最後を除いて)大手メディアは「ロングツーリングの定義は各々で決める」
これが一般的ですし、私もしっくりくる定義です。

バイク用品の紹介で、「これさえアレばロングツーリングも楽々!」というウリ文句があります。
あれのロングツーリングを指すところは、”君の走行距離の限界付近”ということでしょう。

定義をハッキリ決めたがるライダーに気をつけろ

とはいえ、ハッキリ定義したがる方も居られるでしょう。
僕はそういう行為は「う〜ん」といわざるを得ません。

8時間かけて200km走ったAさん。「今日はロングツーリングしたなぁ!」と言います。
Aさんの言葉を聞いた、Bさんは「僕のように1泊2日で500kmくらい走ってロングツーリングだよ。」と言いました。
Bさんの言葉を聞いた、Cさんは「僕のように一週間で2000km走ってロングツーリングだよ。」と言いました。
Cさんの言葉を聞いた、Dさんは「僕のように会社をやめて世界一周走ったらロングツーリングだよ。」と言いました。

さて、誰がロングツーリングをしたと言えるのでしょうか?
距離や時間で言えば、Dさんに勝る人はいません。

結局のところ、ロングツーリングを定義したがる方は
「自分こそが旅人」と暗に言ってるようなものです。

「優越の錯覚」という心理現象があって、「自分は平均よりかは優れている」と自己評価する傾向にあるようです。
Bさん、Cさん、Dさんはそれぞれが言った定義よりもちょっと多く走ることができるのでしょう。
それよりちょっと下のところを“ロングツーリングの定義”とすることで安心するのだと思います。

まとめ

やはり、2015年9月の記事ですが、「1年で3万km走ったライダーが教えるロングツーリングのコツ」で書いた
「自分が遠くまで来たなって思えばそれがロングツーリングだよ。」というのは間違っていないと確信しています。