今回はレインウェアのスペックの見方、読み方を教えるよ。

耐水圧とは、生地表面がどのくらいの水圧まで耐えられるかを表したものだ。
例えば、耐水圧10,000mmならば10mの水柱を保持できるぞ。

個人的に5,000mm以上もあれば生地としては必要十分だ。
ただ、雨天でも長時間ライディングするという方には10,000mm以上はあったほうが良いかな？

そうだね、防水性というのは前述した耐水圧のことだ。
撥水性とは生地表面が水を弾く性質のことだ。
撥水性が高ければ高いほど、生地がぬれにくくなるぞ。

たしかに体が濡れないことだけを考えれば撥水性なんて考えずに防水性さえあれば良い。
ただ、それだと非常にムレるんだ…。

さて、高級レインウェアに付き物の透湿性だ。

この数値はどのくらい生地を水蒸気を通過するのか表したものというものだ。
この数値が高ければ高いほど、レインウェアの内側はムレにくくなる。

ただし、水蒸気を通過しやすく、水滴は通さないのが高級レインウェアの仕事だ。
内側が濡れてたり、表面が撥水性を失うと透湿性は失われる。
水滴で穴を蓋をされてしまっている状態だからな。
必ずしも「透湿性高い＝ムレにくい」といえる訳ではない。
繊維メーカー各社、高い耐水圧、透湿性を持つコーティングやラミネート加工技術は激戦区だ。
信頼のゴアテックスカードか？それとも追従品を使うか？悩みどころだね。