こんな記事を見ました。
僕が感じるクラウドファンディングに対するモヤッとする感覚をお伝えします。
僕自身はクラウドファンディング肯定派です
まず、僕はクラウドファンディング肯定派です。
何回かクラウドファンディングのプロジェクトにお金を出したことがあります。
古くは2014年か2015年あたりからKICK STARTERなどで
クラウドファンディング利用しているので、割と長いことやってるんですかね。
割と現在では1万円くらいをサクセス金額にしといて
CAMPFIREとかMakuakeとかを客寄せに使う業者さんもいたりと時代が変わりつつあるのを感じますが。
今回は「CAMPFIRE」を例に出します
日本国内でも様々なクラウドファンディングサイトがありますが
国内大手の「CAMPFIRE」を例に出します。
寄付型はリターンの義務無し
クラウドファンディングには購入型と寄付型の2パターンあります。
購入型というのはお金払って、達成金額までいったら
それを新製品やグッズの製造資金にして、出資者に新製品を提供するパターン。
寄付型というのは世界一周したい!とかいう人にお金を払って
達成金額までいったらお金を手に入れることができるパターンです。
僕がいつも頭をかしげるのは後者の”寄付型”です。
CAMPFIREガイドラインの1章3条7項に寄付型についてのリターン規約が書かれています。
寄付型プロジェクトの場合、プロジェクトオーナーは、やむを得ない事情がある場合
リターンを変更又は、中止することができることとします。
その場合、速やかにパトロンにその旨を通知した上、自己の責任でパトロンに対して合理的な説明を行い、納得を得られるように努めるものとします。
やむを得ない事情があればですが、リターンの変更、中止が可能になっています。
やむを得ない事情というのが明言化されていないので、モヤッとします。
やむを得ない事情ってなに?
実例を出します。
2016年のプロジェクトなのですが「アフリカ横断!!‐ホームレスがアフリカの現状を見てアフリカのことを伝える‐」というプロジェクトがあります。
この方はママチャリで日本一周した実績がある方で、アフリカ横断するために
クラウドファンディングでお金を募っています。
310,500円のお金を集めています。
100,000円
【法人様限定】 私の通る全ての国での調査代行できる権利。(要相談)
※アフリカの私が通る全ての国において、市場調査などの調査代行をいたします
というリターンに1人出資者がいるのですよ。
お金を受け取ったことで退路が無くなるのって辛いよね
この方なんですけど、結局アフリカ到着1日目のエジプトで
10万円ぼったくられたりして、横断ならず※傷心、日本に一時帰国されています。
※調べられる限りは調べたのですが、オープンコンテンツで彼がアフリカ大陸横断したというコンテンツは見ませんでした。
クラウドファンディングで寄付型のプロジェクトって
インフルエンサーだったりインフルエンサーになろうとしている方が企画していると思います。
そういう方が立って、絶対なんらかのコンテンツホルダーじゃないですか。
お金を受け取ったことで責任感が生まれて、引き返したらコンテンツに泥がついてしまうという
恐怖感で退路が無くなるって良くないよねって思うんですよ。
義務じゃないから、挑戦であって
そこに義務感が生まれたら、仕事じゃんって思うのですよ。
こういう事例を見ると、挑戦する人が出資者に対して
出資額に見合ったサービスを提供しようとするとキツそうだな~。って感じます。
こういう”購入型風寄付型プロジェクト”って、嫌いです。
過去のプロジェクトが見づらいのも
好きな寄付型プロジェクトもある
じゃあ、僕の好きな寄付型プロジェクトをご紹介します。
「女の子だって旅がしたい!!三週間バックパックで海外へ!!!」
というプロジェクトで
リターンが写真とメッセージだけというシンプルなもので。
ほぼ確実にリターン可能ですし、「やっぱ海外行けませんでした!写真ありません!」ってなっても
「ま!気にせんでええよ!」言ってくれそうな人ばかりが出資者と思います。
これは健全な寄付型プロジェクトだと思いますよ。