エジプトでは鳩料理がポピュラーだそうです。
ハトは養殖?天然?
「鳩って食用に育てるのがいるの?」とエジプト人に聞いたら
「基本的に家に鳩を捕まえる鳩小屋を作って、それに入った鳩を捌いて食べるのよ」って教えてもらいました。
道端にいるハトを指差しながら。
あのハトを喰ってんのか…
ハンハリーリ市場のそばに「Farahat(ファラハト)」というこじんまりとした鳩料理専門店があります。
英語のメニューはありませんが、65エジプトポンドを指さして「ピジョン?」と聞くとうなずいてくれたので
これを注文。
鳩の丸焼きが来ました。あとサラダと漬物とエジプトのパン(アエーシ)、ごまと香辛料のクリーム(タヒーナ)のセット。
85エジプトポンド
サラダは食中毒が怖いので口をつけませんでした。
鳩の丸焼きかと思いきや、内臓は取り除かれて代わりに米と香辛料がびっしり詰め込まれています。
ハマム・マシムという料理です。
まるで中華料理のよう。
鳩の胸肉部分は鶏肉と変わりません。
しかし、モモ肉は鶏肉と比較するとやや匂いが強いかな?といった感じでした。
鳩肉は可食部が少ないため、肉料理というより詰まった米を食べる米料理ですね。
総合的な味わいは淡白なので、日本人でも口に合います。
路地裏のディープな店ですが、ハンハリーリのそばなので鳩に興味がある方ぜひどうぞ。
住所:122 Al Azhar, El-Gamaleya, Qism El-Gamaleya, Cairo Governorate, エジプト
営業時間:12時05分~翌4時00分
水タバコとトルココーヒーをカフェで楽しもう
ハンハリーリのモスク周辺にはカフェが並んでいる。
ここでせっかくならば、エジプトのカフェ文化とも言える
水タバコとトルココーヒーを楽しんでみよう。
水タバコを嗜むのはエジプトのカフェではおなじみの光景だ。
日本だとハイテクな電子タバコが人気だが、エジプトではアンティークな水タバコが主流である。
タバコのフレーバーはフルーツ系統のものが多い。
トルココーヒーはトルコからエジプトに伝わったコーヒーのスタイルである。
ちなみに普通のコーヒーはエジプト内ではアメリカンコーヒーというそうだ。
トルココーヒーはコーヒー豆を粉にして、これを煮て淹れられる。
砂糖とカルダモンが入っており、ドロッと、癖が強い味わいだ。
トルココーヒーを飲むとミネラルウォーターが出されることがある。
別料金のようだ。
付け合わせにナッツが出される。
ナッツは上手に殻を割って食べる必要かある。
はっきり言って、食べるのはめんどくさい。
ハンハリーリの呼び込みは鬱陶しいが宝箱の中のような美しさ
カイロ最大最古の市場「ハンハリーリ」(Khan el-Khalili)は1000年以上の歴史がある。
ここでのおみやげ物の値段交渉はかなりエネルギーが必要だ。
「おもてなし!御徒町!」といった意味不明の日本語を叫ぶエジプト人。
「フレンズ!」といって肩を抱いてくるエジプト人。
「ニーハオ!こんにちは!」と中国人と日本人、見分けつかねえから両方売ってくるエジプト人。
めちゃくちゃだ。
しかし、エジプト土産のランプが水タバコといったガラス製品や金属の置物を輝かせているのはまるで宝箱の中を覗き込んだような美しさだ。