激レア!ソ連時代のレトロゲームセンター
周りの人に「ロシアに行く!」というと
決まって「何しに行くの?」と言われます。
僕は「ゲーセンに行きます!」と返事すると
決まって、(こいつの頭はどうかしている)という目で見られました。
今回のロシア旅行最大の目的である
モスクワの「ソビエトアーケードマシンミュージアム」に行ってきました!
ここではなんと、ソ連時代のレトロゲームで遊べるんです!
日本のレトロゲームセンターでも感涙ものなのに、異国のレトロゲームセンターとか穴という穴から液が出るレベルです。
ソ連時代の硬貨で遊べ!!
こちらがモスクワの「ソビエトアーケードマシンミュージアム」。
入場券を購入するとマッチ箱がもらえます。
この中身はソビエト連邦時代の15コペイカコイン!!
このコインの枚数だけプレイできます。ここまで当時を再現するなんて最高です。
館内には非常に多くのソ連時代のレトロゲームが設置されています。
年代としては1980年代後半~ソ連崩壊の1991年あたりのものばかりでした。
ロシアのビデオゲームといえば「テトリス」なのですが、残念ながらテトリスはありませんでした…。
おもしろかったゲームをご紹介
レトロゲームが非常に多いので、今回は面白かったゲームをいくつかご紹介したいと思います。
「снайпер-2」(スナイパー2)
まずは「снайпер-2」(スナイパー2)。
的を撃つシンプルなゲーム。
的中した際、ライフルが震えるのですがこの手の振動が良い感じに癖になります。
ニキシー管によるスコア表示も激渋です。
「память」(記憶ゲーム)
僕の年代だと初代ゲームボーイを思い出すモノクロ液晶のレトロスメルをプンプンさせるゲーム!
画面に表示されたマークを田の字に×を加えたマークにするには
どのパーツが必要か?というのを素早く見つけ、対応するボタンを押すゲームです。
シンプルなゲームですが熱中できます。
「сафари」(サファリ)
続いて、「сафари」(サファリ)という名のゲームです。
ボタンを押すと下を走る騎手が斜め上に向かって銃を放ちます。
これまたシンプルなゲームです。
ドット絵バリバリですが1990年に誕生したゲーム。
日本だとすでに「ファイナルファイト」や「ギャルズパニック」が誕生しています。
家庭用ゲームだとスーパーファミコンが発売されました。
日本のゲームの進化は恐ロシア…。
ロシアのアーケードゲームは美しい
この「ни пуха ни пера」(毛も羽も無く!)※というゲームを覗いてみると…
日本のビデオゲームにはあまり見られない、独自の発展を遂げていることがわかります。
このようにビデオモニターではなく実際にジオラマが組まれており、この中に鳥の模型が動き回り
それを射撃するというゲームになっていました。
※ロシア流の願掛け(詳しくはこちら)
こちらはジオラマの中を光で投影されたUFOを操作して飛び回るというゲーム。
こういう模型を使ったゲームはプログラムと模型の動きを同期させなければ
ゲームが崩壊してしまうので難しいんですが、そこに挑戦する辺り意欲作だと感じます。
もちろん、クレーンゲームもあります。
日本には1985年に登場した「UFOキャッチャー」というセガのクレーン部をUFOに見立てた超有名ゲームがあります。
こちらも、クレーン部をUFOを見立ててあります。このゲームの登場年は1987年。
もしかして、パクった?
こちらは任天堂が作った”ゲーム&ウォッチ”…と見せかけた
ロシアが作ったElektronika製のという海賊版。
「SPACE BRIDGE」というタイトルが付いていて、宇宙開発っぽい背景が描かれているが
ゲーム内容はまんま「ファイア」。
一風変わったゲーム。
なんと、光った道路標識の正しい意味のボタンを先に押す対人ゲーム。
当時のロシア人はこれを楽しいと思って開発したのか。おそロシア!
自販機マニア感涙!ソ連時代のレトロ自販機!
ソ連時代のレトロ自販機まで設置されています!
こちらも50P(80円程度)支払うと、自販機用のコインと自販機にセットするカップをいただけます。
出てきた!オレンジソーダ。
それにしても、カップが無いと自販機飲めないなんて不便だなぁ。
また、ソ連時代の証明写真撮影マシンまでありました。
こんな感じ。
4コマ撮影で300P(550円くらい)です。
お金入れて、ボタンを押すと問答無用で撮影開始されます。
日本の証明写真撮影マシンみたいにカウントダウンなんてしてくれない。
こんな感じで撮影されました。
これで君もソ連時代の人!
レトロゲーム4機のプレイ風景を動画にしてみました。
「ソビエトアーケードマシンミュージアム」
英:「Museum of Soviet arcade machines」露:「Музей советских игровых автоматов」
住所:ул. Кузнецкий Мост, 12, Moskva, ロシア 107031
営業時間:11時00分~21時00分
ホームページ
サンクトペテルブルクにもあります。
https://tinspotter.net/russia/peterburg/7513/