店内を歩けばパキパキと賑やかなお店
大阪の堺出島漁港は毎朝、新鮮な魚貝類扱っております。
漁港の周りにはそんな新鮮な魚を調理する飲食店がありますが、ここで食べたいのは「あさり汁」なのです。
住所:大阪府堺市堺区栄橋町2丁4−28
営業時間:22:00〜
堺出島漁港のお店は夜開く
「あば新」は22:00から翌朝まで開店します。
これは漁港で働く人のスタイルに合わせてこうなったんだとか。
早朝に行きましたが、閉店ギリギリに辿り着いたってことです。
店内の床にはあさりの貝殻がいっぱい!
お店に入ると足元から「パキパキ」と音がします。
床を見ると、貝殻でいっぱい!
山口県防府市で毎年9月に行われる車塚妙見宮秋の大祭で催される「貝殻くじ」(貝殻の中に当たりくじが入っている)を思い出しました。
名物のあさり汁はあさりが大きくておいしい!
席につき名物のあさり汁とてんぷらを注文すると、お通しの大根の煮物と天ぷら用のだいこんおろしが出されました。
お通しの大根は魚の出汁でしっかり味がついていましたよ。
手早く天ぷらが上げられ、すぐに料理が揃いました。
漁港付近の飯屋は出すのが早くて良いね!
天ぷらはオススメのアナゴの天ぷらと野菜の天ぷらをいただきました。
サックサクです。
名物のあさり汁はあさりがめちゃくちゃでかいです。
あさりが盛ってあるレベル!
あさりを食べて貝殻を床に捨てます。
実家でやったら親で顔パンでしょうし、アパートでやったら一人暮らしのフローリングにカツーンと音が鳴り響くくらいでしょうし・・・。
近くの「大吉」というお店でもあさり汁が提供され、同様に床にあさりの貝殻を捨てるスタイルをとっていますが
あさり汁を床に捨てるスタイルはここが発祥です。
昭和26年くらいにあば新が開店され
昭和40年ごろからあさり汁を出し始め、そのお客の誰かがあさりの貝殻を床に捨てたのを誰かが釣られて行いこのスタイルが出来たそうです。
新ちゃんに会いたかったよ
メニュー表を見てると、名物おやじの新ちゃんの顔写真があった。
しかし、お店には新ちゃんは居られなかった。
お尋ねすると鬼籍に入られたとのこと。
店内のガラス戸に年月を感じさせる紙がいっぱい貼ってあった。
それはたくさんの新ちゃんへの手紙であった。
これほどみんなに愛された新ちゃんに会ってみたかったな…。
お店のお母さんによるとちょっぴりHだったとか?
食後にアメちゃんをいただきました。
大阪のおばちゃんはホントにアメちゃんをくれたよ。