熊本に根付いているお好み焼きがあるって知ってる？

本記事では分類上、「広島風お好み焼き」と書いています。
広島県で「広島風お好み焼き」と呼ぼうものなら
「広島がっ！発祥だからっ！
広島のこの食べ物が”お好み焼き”であって、”広島風お好み焼き”なんて食べ物はないんだよっ！！」
と罵られつつ、鉄板で焼き土下座させられるので気をつけてください。

各地にB級グルメ的に「○○風お好み焼き」と名乗るお店もあったりしますが
地域に根付いていない店独自の味で県代表を名乗られても、う〜んとなります。

しかし、「高専ダゴ」という
熊本県と福岡県の県境にあるお好み焼きチェーン店。
ここは”熊本風お好み焼き”と名乗っても良いお好み焼きかもしれません。

お好み焼きらしからぬ店名だが…？

「高専ダゴ」、お好み焼き屋らしからぬその名前。
本店が高専のそばにあって、お腹いっぱい食べられる学生食堂としてスタートしたのがその始まり。
ちなみに、「ダゴ」とは熊本弁で「とても(very)」を意味する言葉なのでそこから来ているのでは…？

お店に入り、座敷に座ります。机の上には鉄板が。
メニュー表には肉玉、いか玉やらありますが…。

ホームページのお店の由来から習えば
”めんどくさいから肉玉、いか玉を一緒くたに焼いた”という本流に習い、ミックスを注文。

750円の1人前でも鉄板半分を埋め尽くすほどの面積で焼いていきます。
お店の方がこの巨大なお好み焼きを妙技でひっくり返していきます。
席が結構埋まっていたので、お好み焼きをすれ違う度にひっくり返していきます。
もはや、流れ作業です。

出来上がりました！見事です。
~~普通、お好み焼きはピザのようにカットしますね。~~
高専ダゴのお好み焼きでピザカットできません。
めちゃくちゃでかいので、マスの目のように切り分けて食べます。

※ピザカットかマスの目カットかは地域によるようです。

食感はクリスピーにした関西風お好み焼きといったところでしょうか。
サクサクしておいしく、量が多いのでダラダラ食べられます。

広島風お好み焼きの「安くて腹いっぱい、それでいて美味しい」の流儀から言えば
これも流儀にかなった”お好み焼き”と言えるのではないでしょうかね。
福岡県と熊本県の県境に位置するお店ですが、立ち寄れたらぜひ。

※お店が熊本県と福岡県の県境なので、熊本県と福岡県扱いにしています。