みんな大好き「ハニベ巌窟院」行ってきたよ
外惑星からやってきた巨大怪獣!
そんな地球の危機に地中奥底から大仏様が現れ、法力で追っ払うそんなシーンの途中…。
ではなく、「ハニベ巌窟院」に行ってきました。
珍スポット愛好家が好んでいく寺院です。
その扱いは喜んで良いのだろうかと思う今日このごろ。
「ハニベ」というのは、この地の焼き物、埴輪を意味する言葉です。
住所:石川県小松市立明寺町イ1
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森の中を歩き、洞窟へ入る自然の寺院
800円支払い中に入ると、パンフレットと地図をいただきました。
地図を見て思いました。「この大仏の中、入らないんだ…。」
観音様右手へ進むと像がございました。
金沢で活躍した豪商「銭屋五兵衛」の像です。
意外とルートが複雑なのでしっかり地図を見ていきます。
象とライオンがいました。
象は仏教的に関わりがありそうだけど、ライオンってなんか関係あんのかなぁ〜。
投げて遊べるアトラクション系寺院
洞窟の中に入ると、柵の向こうに櫃が有り、その周りにおびただしい数の焼き物の破片があります。
振り返ると、ハニベ焼きの円盤が2枚100円で売られていました。
この円盤を投げて櫃の中に入ると願いが叶うそうです。
宮崎県の鵜戸神宮にも似たような祈願がありますね。
宗教を超えて投擲によって祈願するのは体育会系ですね。
入った!
先に進むと「夢牛」という石の彫刻もありました。
この牛の上に硬貨を投げて、見事乗ると願いが叶うそうです。
どんだけ投擲させんの。
乗らなかった。
すげぇロケットおっぱい。
触られすぎて、乳頭がすりむけちゃってるよ。
二代目ワッショイ
ハニベ巌窟院の彫刻は二人の製作者によって作られています。
初代の都賀田勇馬さんの作品は写実的な作品です。
二代目の都賀田伯馬さんはなんというか…フリーダムな作品です。
よく珍スポットと紹介される地獄は二代目さんの作品ですね。
「若鬼のコックさん」など脳のインスピレーションがそのまま削りだされたような作品もあるのですが…。
ゾゾゾー!と震えるような作品のほうがたくさんあります。
母親が子を産んでは、産んだ子を食わされ
また産んでは、食わされ続ける無間地獄が一番震えます。
せっかく来たので山上自然公園へ向かいました。
地図や看板には「ぬかるんでるから雨の日には行くなよ!」って書いてありますが
せっかく来たので強行することへ。
地面が赤土なのでめっちゃ滑ります。
コケたらオレの一眼レフバキ折れになるので、コケれません。
だだっ広い山上公園に涅槃像や現代アートのような像がございました。
雨上がりの青空は抜けるように青く、キレイでした。
素晴らしい独特の世界
珍スポットとよく紹介されるこの場所。
仏様だけでなく現代アートと地獄絵図、インドの神々などジャンルの壁を乗り越えて
様々な世界の彫像が展示されていました。
洞窟内はひんやりしているので、暑い夏にピッタリのアートスポットだと思います。