宮崎県三股町名物「バスラーメン」
バスラーメン。
魚のブラックバスが入ってるラーメンかとおもいきや払い下げになったバスの車内でラーメンを食べられるのだ。
珍妙な店舗ながら40年以上老舗である。
しかし、お父さんがブロガー殺しだったのだ…
住所:宮崎県北諸県郡三股町大字樺山4732−1
まるで直角のバスかバス同士の事故現場だ。
バスを二台をくっつけて店舗として利用しているバスラーメン。
お店の外観はまるで直角に曲がったバス、もしくはバス同士の事故現場のようだ。
そんなことを思いつつ、入店した。
いや、乗車した。
「いらっしゃい!どこでも席に座って良いよ!」
元気のいいお父さんがどこでも席に座っていいというので、カウンター席に座ろうとした。
「カウンター席でいいの?座敷も空いてるよ!」
と、言われたので座敷に座った。
バス一台使った座敷はラーメン屋とは思えないほど広々している。
車内には当然のことながら、運行時の面影を残すものが多い。
出前もやっているらしい。
このバスで来るのだろうか、来られたら迷惑だな。と思いつつお父さんにラーメンを注文した。
「店内の写真撮って良いですか?」
「おぉ〜、バンバン写真撮って良いよ〜。あんたもスマートフォンっちゅ〜のを見てきたのか!?
わしゃスマートフォンを持ってないからわからんが、バンバン宣伝されてるみたいでね〜。
ま、あんたも宣伝してくれるんか!よろしくな〜」
と軽快な口調で話してくれた。
お店のラーメンは博多を思わすとんこつラーメン。
あっさりしているクセの無いラーメンだ。
一緒に出されるにんにくタレを垂らすと、良い感じにクセが出てくれる。
これで一杯500円だから安い。
お父さんはブロガーを優しく殺す!
「あの〜お父さん、このお店どのくらいやっているんですか?」
「40年ほどだよ。この本に全部載っているから見てってくれ!ハハハ!」
手渡されたのは「終末車輌」という日本全国の走行という車輌としての役目を終え、店舗として第二の生を受けた車輌をまとめられた本だった。
このバスの出処、どうしてバス車内でラーメンを作ろうと思ったのか?
この本に俺のほしい全ての情報が書いてあるではないか!!
なんど、お父さんにお店について聞いても「本に書いてるで〜」としか返事をしない!
この本の内容を書いてしまうと無断転載になってしまう!
こんな前衛的なブロガー殺しテクニックがあったなんて!
宮崎バスラーメンについて知りたい方は前述のリンクより「終末車輌」ご購入してください。