苗栗縣に奇怪なコンクリート像が立ち並んでいる「秋茂園」という公園がある。
この公園の設立者の和歌山愛を知れ
「秋茂園」 の入り口に立つ、金太郎像と桃太郎像。
どちらも日本の昔話だ。ここ、台湾だよね…?
この公園の設立者である黄秋茂氏。
台南市で生まれ、16歳で日本に渡り必死に働きます。
和歌山県白浜町で温泉旅館を経営し、”第二のふるさと”としたそうです。
和歌山県白浜町にある「歓喜神社」「白浜美術館」には
黄秋茂氏の寄贈した狛犬などが今も鎮座しております。
宗教的、教育的。これぞ珍スポ
1958年、帰郷した黄秋茂氏は台南とここ苗栗県で「秋茂園」を開園させます。
(台南市のものは現在、だいぶ大人しい模様。)
「西遊記」、「八仙」、東洋西洋の宗教のコンクリート像が立ち並んでおり
清々しい混沌さを形成しています。
ちなみに果樹が植えられており、その果樹は自由に食べていいのだとか。
親日家でもあり、かの阪神淡路大震災でも多額の寄付をされたそうです。
台湾でなお日本語の石碑を掛けてくれるのは日本人として嬉しいです。
女なら嬉しい時は明るくほほみませう
女なら
女なら悲しい時は涙でほほを濡らしませう
女なら辛い時はじぅと月を見つめて歩みませう
女なら興るときは冷静に話しかけませう
女なら寂しい時は花に語りかけませう
こんな艶やかな詩の上に立つのが立ションする犬と男児の塑像する感覚は謎だ…。
焼肉エリアもありました。
園はかなり広く、端から見ていくと1時間はかかるかなといった感じです。
園は2013年に整備されたようで、樹木の剪定作業が今も行われています。
公園周囲には放置された屋台があり、かの賑わいを思わせるようでした。
良くも悪くも珍スポ的な光景です。
357 台湾 Miaoli County, Tongxiao Township, 通灣里20-1號
入園無料
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