民俗芸術とネットカルチャーの融合!
平田一式飾ほんまち展示館
住所:島根県出雲市平田町989−4
島根県出雲市平田町には「平田一式飾」という民俗芸術があります。
200年以上前に神様を慰める為に作られ、それからずっと途絶えることなくこの平田町で作られ続けています。
平田一式飾はひとつの物や道具(*)を組み合わせて、思い思いのものを作るというものです。
ですが、作品を解体した後でも一式飾に使用した道具は
本来の用途で使えなければいけないというルールがあります。
* ひとつの物とは、「お皿」だけとか
お皿や箸、お椀を組み合わせて「食器」というカテゴリでもオッケーらしいです。
ニコニコ動画神社、ふらたろうは雲州平田駅に展示。
平田一式飾は平田の町に愛されており、商店街を散策するだけで
お店の方々が創意工夫された作品が観ることができます。
神話の国出雲だけあって、日本神話のものが多いです。
こちらはアメノウズメという芸能を司る女神様ですね。
最近だと神様の名前で検索するとパズドラの画像が真っ先に出てきますが
なかなか良い感じですね。
その昔、太陽神であったアマテラスがとある男と女の事情により
引き篭り、世界が闇夜に包まれてしまいました。
これは一大事と神々は集まり「どうにかアマテラスを出てこさせないとヤバイ」と相談をしました。
そこでポルノダンサーの原点とも言えるアマノウズメちゃんに白羽の矢が立ち
「アマテラスが引き篭もってる部屋の前でポルノダンスをして、大騒ぎする」という作戦に打って出ましたところ
「太陽神である私より目立つなんて許せない!」とアマテラスちゃんが部屋から出来ました。
作戦大成功です!
ポルノダンスの様子は
「槽伏せて踏み轟こし、神懸かりして胸乳かきいで裳緒を陰に押し垂れき。」
つまり、桶の上に乗り、胸と女陰を丸出しにして力強くエロティックな踊りをしたといわれています。
この神憑り的なポルノダンスの一件で
人間の巫女だったアマノウズメちゃんは見事神と成り上がりました。やったね。
アマノウズメ
商店街の服屋さんの横
「平田一式飾ほんまち展示館」では過去の大作の展示と
この平田一式飾の歴史をより詳しく展示しています。
昭和59年のエリマキトカゲ、う~ん時代を感じる。
大正6年に作られた弁慶と牛若丸の写真も展示。
歴史的奇祭かなぁ。