柴犬。
日本原産の日本犬でありながら、日本だけでなく海外でも人気が高い犬種です。
さて、そんな柴犬がどこで生まれたかというと島根県の山の中でした。
柴犬の聖地は島根県益田市美都町
まず、犬とはなにか。
オオカミを祖とし、家畜化した動物です。
そして、その土地に適応した犬を地犬と呼びます。
今で言う柴犬のベースとなった地犬は”石州犬”(石見では石見犬とも)です。
島根県の石見地方に生息していました。
猟師の下山信市さん。そして、その猟犬「石」。
日本犬保存会の中村鶴吉さんが「石」の石州犬としての素質を見出し
日本犬として血統書を登録されました。
なぜ、石州犬が柴犬という名前になったのかは諸説あり
・柴藪を巧みにくぐり抜けて猟を助けることから
・赤褐色の毛色が枯れ柴に似ている(柴赤)ことから
・小さなものを表す古語の「柴」から
この三説が代表とされています。
世界のすべての柴犬にはこの”石”の血が受け継がれています。
中村鶴吉さん宅が「石号記念館」という柴犬の記念館になっています。
住所:島根県益田市美都町板井川252