バイク用品店ではありません、ライダーズカフェ?です
全国チェーン店のバイク用品店「にりんかん」ではございません!
鹿児島にある喫茶店「二輪車館」です。
国道269号線沿いにある喫茶店なのですが、一風変わったライダーズカフェでした。
住所:鹿児島県鹿屋市旭原町2617−3
ライダーズカフェっぽいけど、ライダーズカフェじゃない!?
国道269号線沿いを走っていると「二輪車館」という看板が目に留まりました。
が、なんというか「マッハ3」のようなバイクオーラを感じません。
(バイクオーラを感じないな。行こうか、行かまいか…)と悩みましたが、とりあえず入ってみました。
店内に入るとバイクやバイク関係のフィギュアやステッカー、ポスターが飾られています。
コレクションのメインはハーレー関係でした。
店主は筋肉隆々で肩に刺青のあるおっさん…ではなく、普通のお母さん。
そのお母さんから、なんというかバイクオーラを感じません。
「バイクツーリング中なんですけど、二輪車館っていうお店の名前を見て入ってみました。お母さんはバイクに乗られているんですか?」
「いやぁ〜、私はバイク乗らないんだけど兄がバイク乗ってましてね〜。
バイクが好きで脱サラして、この喫茶店を始めたんです。」
愛嬌のあるお母さんがそう答える。
「お兄さんがバイク乗られているんですね。」
「けど、バイク事故で死んじゃって私が引き継いだんですよ」
えー!!!結構、重い話だよ!それ!
そんな重大な話を突然、聞かされて面食らっている私。
「あとで珍しいバイク見てみます?」
「あ、お願いします!」
とりあえず「二輪車館パフェ」を頼んだ。
二輪車要素は無いが、食べ進めたら一番底にある抹茶氷に牛乳をかけて飲むというユニークなスタイルのパフェだった。
珍しいバイク「CB500Four」
二輪車館パフェを食べ、案内された先に黄金色のネイキッドバイクがあった。
「これが兄の乗っていたバイクなんです。普通、バイクって400ccでしょ?これ500ccなの。珍しいでしょ?」
500ccの排気量バイクといえば、「750ccバイクなんて反社会的なスピード狂が乗るバイク」という認識だった時代のものだ。
このバイクは動かせる状態ではないだろう。
ハンドルを握らせていただいた時にブレーキを握ってみるとフルードが抜けていてスカスカであった。
しかし、お母さんに日々磨かれていて、見てくれはいつでも走り出せそうな状態であった。
お母さんに感謝を伝えて、お店を出た後思わず合掌をしてしまっていた自分がいた。